惰天使ロック

原理的にはまったく自在な素人哲学

♪ス~テマ数手間ステマ捨て、増す手間ステマ捨てて~

2012年01月27日 | 年を経た洋楽オタの話
いや別にステマやってるとか、やろうとかいうわけじゃなくて。下の動画が何かのステマだとかいうわけでも、もちろんなくて。通勤電車の中でふと上を思いついたらアタマから離れなくなった(笑)だけである。

つけまつける - きゃりーぱみゅぱみゅ / Warner Music Japan, YouTube

このもと歌は言ってみれば昔の、ひたすら商品名を連呼するCMソングみたいなものである。そしてわたしは世代的に、自分と関係あろうがなかろうが、その種のものには割合律儀に反応する。軽快で、明朗で、騒々しくて、なおかつ無意味なものに対する強い好みがあるわけである。

また世代的なこととは別に、本当のところ、自分の性格がそれとは正反対の傾向にあるからということも、ひょっとするとあるのかもしれない。いずれにせよCMソングだって、自分にはまるっきり無縁な商品のそれであった方が、無意味の程度はずっと高くなるわけである。

コドモのころは歌謡曲で流行るというと半分くらいは(この比率はいくらなんでも高すぎるから、たぶん、わたしの記憶に残った歌の比率なのである)こういう無意味な歌だった。そういう歌が好きだった。それがいつからか──1970年代の半ばあたりから──流行歌は演歌みたいなくらーい歌と、「ガンバレ若者」式の青春ドラマみたいな歌が増えはじめ、その二極分解というのか分離というのか、とにかくそれが年を追うごとにひどくなっていく印象だった。

そもそもわたしはそれが嫌で洋楽の方に逃避したのであった。英語の歌詞は意味がまるっきり判んないからステキだ、と、確かにそう思っていた。
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