惰天使ロック

原理的にはまったく自在な素人哲学

8月29日(木)のつぶやき その2

2013年08月30日 | miscellaneous

昔、友達の中に、なんでもかんでも土建屋のせいにしたがる人がいた。彼が話を始めると、諸悪の根源はみんな土建屋のせいだということになってしまうのだった。アタマの回転が速くて話も達者なので、聞いていると本当にそうらしく思えてくる(笑)のが困ったところだった


そのときわたしにできた唯一の反論というのがその「ゼニが回らない」理論だったというわけである


それが土建屋でも何でも「諸悪の根源」は存在するのかもしれない。だが、本当にそうならその根源を除いてしまえばいいではないか。なぜそうならないのか。そうならないことには理由があるのではないか、というか、理由がなければならないのではないだろうか


戦争と無駄な公共事業の共通点は、どちらも途方もない浪費だということである。しかもだいたいは承知の上での浪費である。何の足しにもならない、それどころか戦争などは人命の莫大な損失さえ引き起こす、にもかかわらずそれを承知でやるというのは何をしていることになるのか、である


価値の落差があることは、それだけではゼニの流れにつながらないものである。ましてや適切な流れにはならないものである


”『國文學 解釈と教材の研究』の1978年3月号は「日本のおんな」特集で(略)遊女が聖なるものであるとかいうのは、どうも松田修が本格的に言いだしたことのようである”(猫を償うに猫をもってせよ Aug.28) d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20…


松田修とかいう人のことは全然知らないのだが、1978年という時期の方にむしろ関連した何かがあるかもしれないという気がした。つまり「遊女が聖なるものである」という神話が初めてそこで創作されたというか、創作される必要が、オイルショック後の日本社会に生じた、ということがなかったか


それから5年後くらいの、つまりわたしが大学生だったころのある日、友達の女の子のひとりからその手の「遊女が聖なるものだった」論を延々と聞かされて閉口させられたということがあった(笑)


それからしばらくして、あのマドンナがマドンナという名前で出てきて「like a virgin」とか歌っているのを聴いていると、「あれはこれのことだったのかなあ」と何となく思ったりはした


守護霊インタビュー方式流行りそう。ていうか昔のロッキング・オンは全部そうだったような……。 社長に訊く『Nintendo2DS』 kyoko-np.net/2013082901.html

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架空インタビューとか架空対談といって、ROと言ったらそれが売りだった時代があったわけだが、マネする例があんまりなかったのはなぜなんだろうな


まあ、架空と言ってないだけで、実質的にはライターが全部ツクッて書いていたインタビュー記事なら、どの分野にもたくさんあった(笑)し、今もあるだろうな


そんなことして叱られないのかって、インタビュー相手には事前にか事後にか承諾を取ってやるわけで、叱られるもへちまもない、知らぬは読者ばかりなりというか、読者も半分は気づいているわけで。これもまたプロレスとおんなじようなもの


実際にやってみれば商売というのはみんなこれである。これ以外のものは何もないというか、これでないものは決して売れないと言ってもいいくらいである


物書きの場合なら「Tell the people what they know」ということになるわけである。不思議と言えば、書く方にとっては不思議な体験である。なんで自分の知ってることをわざわざ他人の書いたものとして読みたい人々がいるのか、というか、人々は基本的に皆そうなのか


しかも、そうでないものには決して払わない金を払ってまで読みたがるのか


それがなぜだかは知らないが、そういう稼業をやってることは、だから、大なり小なり「人々が何を知っているのか」について書く側の方が学ぶというような経験になっていないこともないのである


人々が何を知っているのかを知らなかったら、職業物書きは商売にならない。それはまた世間の常識とも必ずしも一致しない。常識だったら黙ってても世間が自ら時々刻々語っているわけで、物書きがそれを反復してみせたってゼニにはならない


物書きが(あるいはすべての分野の職業的な〈作家〉が)魔法を用いなければならないのは実にそこである。少なくとも直接には知る手段のまったく存在しないことを知らなければならないのである


もちろんそれが自明な場合もある。典型的なのはエロである(笑)何はなくともオッパイを放り出しておけばいいというか、オッパイがなかったらそれらしい形をしたものを出しておけば、それだけで大喜びしてくれる自明な層が存在するわけである


ただまあそういうのはいわば、掘らなくても湧出している石油井戸みたいなものである。それだけで成り立つ石油会社がありえないということはないが、それだけでは「メジャー」にはなれないのは、石油業界でも何でも同じである


ちびまる子ちゃんが腐女子に!? “薄い本”を探し騒然!!(トゥギャッチ) togech.jp/2013/08/28/3232


この曲ってMVあったんだ。80年代によく聴いた数少ない曲のひとつ。Thomas Dolby - Airwaves youtube.com/watch?v=D_3qtY…

celsius220さんがリツイート | 2 RT

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