西條辰義+清水和巳編著『実験が切り開く21世紀の社会科学』(勁草書房・新刊) keisoshobo.co.jp/book/b166019.h… ”急増する実験研究の背景には、合理的な人間像が現実と対応しないことがある。生態学的妥当性も考慮した人間性の新しいモデルを云々” 240頁・税込3240円
なんか今更のように計量経済学やなんかのご託宣を聞かされているような気がするのは俺だけだろうか。合理性の概念にもとづく人間像の都合が悪くなると決まって進化的模型とか生態学的妥当性とか言い出すのも、経済学あたりでさんざん繰り返されてきた手口の焼き直しではあるまいか
お前だって複雑性の研究やってた頃はそんなことばっか言ってやがったじゃないか(笑)という声が過去の方から頻りに聞こえてきて気まずいので(笑)この本へのリンクを張った。書き忘れていたが上記リンク先には詳細目次がある。3000円払ってでも実験社会科学の展望を見極めてみたい人はどうぞ、と
古川敬康『キリスト教概論: 新たなキリスト教の架け橋』(勁草書房・新刊) keisoshobo.co.jp/book/b172101.h… ”キリスト教に初めて接する学生向け。旧約と新約のつながり、キリスト待望とイエス、聖書のエピソードの現代的意味” リンク先に詳細目次・228頁・税込2484円
あとこれ。どうしようかと思ったが一応リンク ── 金杉武司『解釈主義の心の哲学: 合理性の観点から』(勁草書房・新刊) keisoshobo.co.jp/book/b172102.h… ”命題的態度を持っているとはどういうことか、解釈主義に依拠して追究” リンク先に詳細目次・272頁・税込4536円
「どうしようかと思った」というのはほかでもない、リンク先の釣書きでものっけから「現代の心の哲学で主潮流をなす広義の心脳同一説」などと書いてあるわけで、この本は「それに抗して解釈主義を擁護する」本なのだが、第一その前提からして心の哲学に用はないかなと思ったりもするからである
そうは思うけど、俺自身がこの「解釈主義」と呼ばれる立場について詳しいことは知らない。Webで検索しても出て来ない、リンク先の釣書きを読んでも見当がつかないで、いよいよもって嫌な感じしかしない(笑)のだが、それにしても無知を楯に取るのはよくないと思うのでリンクした次第
コンビニは結婚してから知り合いの店長に頼まれ短期間働いた事があるが、正直キツかった。コンビニを少し舐めていた自分を恥ずかしく思ったくらいである。かつて勤めていたデパートの仕事より煩雑かも知れない。しかも時給は少な過ぎる。そこの店長の悩みもただひとつ、店員が定着しない事だった。→
→結局その店も家族総出で働いていたが、余りの給料の安さに婿が家出したくらいである。因みにあるコンビニでは開店当初20人雇って半年後残ったのは二人だけ。後はシフトの埋め合わせで更に安い時給で次々雇う。それでもという人々が、先程RTした愚痴り学生からクズ呼ばわりされてしまうのだろう。
このふたつのRTは以前某まとめサイトのリンクを張った右twへの感想 → twitter.com/celsius220/sta…
それにしてもまあ、コンビニ経営についていい話を聞いたということは、東京に来てから30年以上このかた、俺は一度もないんだよな。世間の景気のいい時も悪い時も、コンビニ経営というと聞かされるのはこういう話ばっかりである
にもかかわらず、特に俺みたいな都心近郊で暮らしてきた人間にとっては、コンビニというのは日常生活の感覚的な過半を占めると言っても過言ではないくらいの存在であり続けている。あっさり言って、もしコンビニがなかったら東京で独身者が30年以上も暮らして行くのは不可能ではないかと思う
それは、単にないと不便だからというだけではない。何がなんでも24時間開いているコンビニが街のあちこちにあるという事実の認識が、やや大袈裟な言い方をすれば心の支えみたいになっているところがあるわけである
そのくらい重要な存在なのに、それを経営している、あるいは働いている当事者の世界が、だいたい常にエライ目に会いっぱなしの世界だ(少なくともそうとしか報告されない)というのは、これはいったいどう考えたらいいのだろう
べつに変な負い目を感じるとか、そういう話ではなくて(そんなのが負い目になるほど結構な暮らしをしてきたつもりもないことだw)、このイメージの食い違いがどこからどうして生じているのか、その根源がよく見えないというようなことだ
スター・ウォーズ7のキャスト発表 ハリソン・フォード(71)、キャリー・フィッシャー(57)、マーク・ハミル(62)(ねたAtoZ) netaatoz.jp/archives/83507… コメント#3「マーク(・ハミル)の暗黒面がハンパねぇw」── 確かに。実は二代目皇帝だったりしてな
実際、エピソード6の時点でもルークは「暗くなった」という設定だった。着ているものが黒づくめだったりしたのもそのせい
エピソード6の話はだから、親父そっくりに暗黒面に進んで行って、皇帝の手に落ちかかったところを、親父の手を切り落としたところで我に返る、という、実はそういう話だった
しかしレイア姫はどうなるんだろうな。実はルークと同じフォースの持ち主だから、AKIRAのミヤコ様みたいなキャラになってたりしてな
仮想通貨最前線を探る――次々に提案される新しいアイディア(野口悠紀雄/ダイヤモンド・オンライン) diamond.jp/articles/-/523… 「ビットコイン」連載第11回/賢い契約/第三者預託への応用/賢い財産/分権化自動組織/イーサリアム/POWの代案・共有地の悲劇を避ける
松永澄夫『価値・意味・秩序 ― もう一つの哲学概論:哲学が考えるべきこと』(東信堂・新刊) toshindo-pub.com/detail/?id=1337 ”自己・生活・社会・死/「哲学する」仕方の具現化/読者自ら哲学することを促す” 528頁・税込4212円。著者は中央公論『哲学の歴史』編者
例によって中身を判断できる情報がまったくないのだが、目次は面白そうに見える ── 自分が書き込まれた地図を描く/地図の地図/生活と思索と言葉/価値・意味・秩序/人の社会の秩序をつくるもの/現実性の強度と秩序/在ることと為すこと/諸価値のもとでの自己定位/死の観念に映された生の姿
・・・これってお前が言ってる素人哲学のハナシに近くね?と言われたら、確かにそうは見えるのである(笑)もう少し安かったらバクチで買って読んでみるところである
ただまあこの著者のセンセイ、東大教授までやっていた(停年退官後は立正大学教授・東大名誉教授)という人の割には、検索してもこれといった情報が得られないのである。著作や人物の印象なり、何か知ってる人がいたら教えていただければ幸いである