瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

魂の仕組み

2018-12-18 04:36:38 | 随想
身体の機能に制限があるのは当たり前ですわな。飛べないのはもちろん、走ることは出来ても自動車のようには速く走れません。
五感もしかり。可視光線にしか反応出来ないし、聴こえる音域にも制限はありますしね。

身体の機能に制限があるように精神にも制限はあります。精神は身体と違って無制限のようなつもりでいますが、案外そうでもない。精神は身体と不可分ですからね。精神は身体から制約を受けざるを得ない。身体の機能に制限があるのだから、精神の機能も当然制限がかかります。

精神面で自分でもどうしようもないってなこともあるわけです。そのように機能するしかないってわけです。

私たちは機能してるだけなのかしら。この身体において、どうしようもなくこの自分を機能させるしかないってことなんでしょうか? どうなんでしょうねえ。

でも逆もありますからな。身体が精神を制限するばかりではなく、精神が身体を解き放つってな側面もあります。病は気からってぇいいますしね。
この精神において身体はこのように機能するってな面もあるのでしょう。

身体と精神。どちらが優位に働くってわけでもないんでしょう。場合によるんでしょうな。
ともかくも、互いに制限をかけあっているってことでしょう。制限をかけ合う中で自分がどうしようもなく自分であるという存在を立ち上げるンでしょうな。
そこに立ち上がってくる存在、それを魂と呼ぶんでしょうかねえ。

よく言われるのは肉体に魂が宿るってことで、そのモノ云いだと魂は肉体に先行するって考えですねえ。
そのように考え、魂が先行するとするなら精神と身体から魂が立ち上がってくるのではなくて、逆に魂が精神と身体を立ち上げてることになります。

どういう仕組みになってるんでしょうかねえ。わかりませんなあ。


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