模型用のモーターは、電源を切ってもすぐには止まらず、勢いで随分と回転してしまいます。
このオーバーランを何とかできないものかと思いました(-"_-)ゞ
モーターを素早くとめる方法に”ショートブレーキ”というものがあります。
これは、電源を切ったらすぐにモーターの端子間を接続してショートさせる方法です。
1回路2接点のスイッチを使って、このようにすれば実現できます。
SWを切ると同時にモーターの端子間をショート。
しかし、いつもこのような使い方ができるとは限りませんので、できれば普通にモーターを使うように、”電源を入れたら回転し、電源を切ったらピタッと止まる”という形にできないかと思いました。
そこで、リレーを使ってみることにしました。
電源を入れたら、リレーが動作すると同時にモーターへ電力を供給します。
電源を切ったときには、復帰したリレーの接点でモーターの両端子をショートさせるわけです。
使用したリレー:G5V-2(オムロン)
このリレーは、通常a-b間が導通/a-c間は切断状態で、リレーが動作するとa-b間が切断/a-c間が導通状態に変わります。
な~んだ、そんなこと?┐(・~・)┌
いえいえ実は、これではうまくいきませんでした。
というのは、電源を切った後モーターが勢いで回転しますが、このときモーターが発電機となってリレーに電気を供給することになるようで、リレーの復帰が遅くなってしまったのです(-_"-)
そこで、電流の逆流を防ぐために整流ダイオードを挿入しました。
これで”ピタッと”というのは言い過ぎかもしれませんが、素早く停止するようになりました(・▽・)b
実は、以前に製作した”かりおかマシーン4号”のときに、これと同様の回路を考え使っていたのです。
効果はそのときの映像を見てやってください。
かりおかマシーン4号 ←クリック
当時はブログを早く更新することを優先していたため、この仕組みの説明は”ひ・み・つ”として省いていました。
どうでしょう?
モーターの前にこの簡単な回路を挿入するだけで、ピタッと止まるようになります。
モータードライバIC のような制御も不要です。
(ちなみに、写真の基盤ユニットには、リレーのサージキラー用のダイオードもつけてあります。)
改めてネットを探してみたのですが、どういうわけかこのような回路を見つけることができませんでしたので、記事にしてみました。
この仕組みを使って何かできたら、コメントください~(。´ω`)ノ