かりおかの実験室

実(体)験を書き綴っています。買ってみた。作ってみた。やってみた。行ってみた。使ってみた。・・・などなど。

電動カムスイッチの製作実験

2015年06月06日 | 製作

以前に製作した電動のカムスイッチは、PC電源の連動タップでしっかり活躍しています(・_・)b

電動カムスイッチは、複雑なスイッチ動作を直感的に実現できますので、場合によっては電子回路を考えるよりも簡単かもしれません。

というわけで、今後の製作のために実験をしておこうと思いました(`_´)/

基本的な機構の1つは、押しボタンスイッチをポンッとON-OFFするとカムが1回転して自動で停止する仕組みだと思います。こんな感じ。

押しボタンスイッチ(SW1)を押下するとモーターとギヤでカムが回転します。
やがてカムがマイクロスイッチ(SW2)のレバーを押し下げると、押しボタンスイッチを放して(OFFにして)もマイクロスイッチを通じて電流が流れ、カムは回転を続けます。
1回転してマイクロスイッチのレバーが戻ると止まります。

これができれば、いろいろなスイッチングを実現できると思います。
例えば、これに連動するもう一つのカムとマイクロスイッチ(SW3)を設ければ、カムが1回転する間だけSW3がONになるという時限スイッチにすることができます。


また、こんなカムを使えば、ONとOFFを繰り返す断続スイッチの出来上がり。ライトを点滅させたり、ブザーを断続させるなどの応用も簡単です。

試作と実験

ギヤは、タミヤのユニバーサルギヤボックスを使いました。
ユニバーサルギヤボックスは、回転軸を基盤の方向へ向けられるため、マイクロスイッチと合わせて設置するのが簡単です。
ローラ付きのマイクロスイッチは比較的高価ですので、レバータイプのマイクロスイッチを使い、カムの形もこれに合わせました。
カムには1mm厚のアクリル板を使いましたが、1mm厚ならカッターやハサミなどでもカットすることができて簡単です。強度的にも問題はなさそうな感じでした。円盤の直径は20mmです。

動かしてみたところ

一応成功です。
しかし、電源が切れたあとも勢いでカムは予想以上に動いてしまうことが分かりました。
実験では1.2V(エネループ1本)で動かしていますが、3Vでは回転が止まらなくなってしまいますので、停止させるには、カムの溝の幅を相当量広げる必要がありそうです。
勢いで動いてしまう分を含め、たくさんスイッチングをさせたい場合は、カムの直径をもっと大きくする必要があるかもしれません。
電源OFFとともにピタッと止める回路も考えられますが、それをすると複雑になってしまいますので、1.2~1.5Vで動かすことを基本に考えることになりそうです。

実験はつづく?(´・ω・`)?
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この記事には続きがあります。
電動カムスイッチの製作実験 -その2-

コメント (2)
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