じいたんばあたん観察記

祖父母の介護を引き受けて気がつけば四年近くになる、30代女性の随筆。
「病も老いも介護も、幸福と両立する」

七夕、ある意味せつない笑い話。

2006-07-08 13:50:19 | きゅうけい
去年の七夕には、まだばあたんも祖父宅で暮らしていた。

七夕当日はショートステイにいたものの、
ふたりで短冊を書いたり、七夕っぽいデザートを作ったり…

介護をしていなかったころよりも充実した日をすごしていたような気がする。


だけど今年は、少し物悲しいようなユーモラスなような…


(その1)

 夕方から、祖父宅で必死こいて家計簿を解読
 (じいの字は非常に読みづらいのだ)しているうちに
 夜がとっぷりと更けてしまった。

 家計簿やらなにやら、貴重品がいっぱいだったので
 今夜はうっかり、帰宅時にタクシーを利用してしまった。

 そして自宅で、SNSの友人の日記を拝見して
 今夜が七夕だったことを思い出した。

 「空を見上げながら帰ろう」と思ってたのに…。・゜・(ノД`)・゜・。



(その2)

 そういえば。

 昼間、ショッピングモールに行くと短冊を飾る笹が。
 こういうとき、つい嬉しくていっぱい書いてしまうわたし。
 思いっきり張り切って
 じいたんばあたんの分だけでなく、家族の分、友人の分も書いた。

 あんまりたくさん短冊を書いては
 どんどんつるしてしまったので
 (10枚くらい?)

 ちょっと白い目でみられたかもしれない。
 (もう三十路半ば近いのに…)

 …来年は、ちゃんと自分で笹を買おうと思った。。。



(その3)

 そして、たった今思い出したのだけど。


 自分の願い事、書くのを忘れた…
 




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そういえば、じいたんも似たようなことをしょっちゅうしている。

近所のコンビニへ、牛乳を買いに行ったのに
ばあたんへのお土産ばかり山ほど手にして
そして、肝心の牛乳のことはすっかり失念したまま帰ってくる

この祖父にしてこの孫ありということですね