じいたんばあたん観察記

祖父母の介護を引き受けて気がつけば四年近くになる、30代女性の随筆。
「病も老いも介護も、幸福と両立する」

クリスマス、ばたばた。

2005-12-25 00:03:29 | 介護の周辺
クリスマス・イブの夜は、相方と一緒に祖父宅を襲撃^^


相方はシャンメリーを持参。
わたしはコンビニで、ケーキを買う。
いつも祖父母宅を行き来する際に立ち寄るコンビニで。

去年、そこの女主人に教えてもらった情報。
セブン・イ○ブンの、苺のショートは

「神戸屋」の製品なのだ。

はっきりいって、下手なケーキやのより美味しいのです^^


そのコンビニで、トナカイのぬいぐるみを発見。
探しあぐねていた祖父へのプレゼント。
「これだ!」と直観で買う。


二人で祖父宅を訪問すると、
じいたんは、とびきりの笑顔で出迎えてくれた。

「あたしはトナカイ、じいたんはサンタさん。
 この人形、あたしだと思って、そばに置いておいてね」と渡す。

ぬいぐるみなんて嫌かな?と思っていたけれど、

じいたんは、
「おお、お前さんだと思うことにするよ。ありがとう」
と、喜んでくれた。


三人でシャンメリーを開け、ケーキのろうそくに火を灯し、
クリスマスの歌を歌って、談笑して。

…質素だけど幸せなクリスマス・イブだった。
病み上がりに駆けつけてくれた相方にも感謝。


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明日は従妹が祖父を訪ねてくれるので、明日もクリスマス祝い。
彼女と、彼女の父親のためのプレゼントは用意済み。
母親=叔母が入院中なので、励ましの意味もこめて張り込んだ。

従妹には、ピンキー&ダイアンの、ピンクのプチパッグセット。
(よくある、箱入りで販売されているやつ。使い勝手がよさそう)

叔母の夫には、四葉のクローバーを閉じ込めたメモ挿しと、
フクロウの柄のブックマーカー。

(これには、願いをこめて。叔母の病気を受け入れ、
 最善を尽くす智慧と勇気を…)

いずれにしても、身近な人に笑ってもらえるのが一番だ。
25日も楽しくクリエイトできますように^^


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(追伸)
相方とは、祖父母宅を出てから深夜、いつもの焼肉屋で乾杯。
自宅へ戻ってから、シャンパンを空け、小さなツリーを飾り、おしゃべりを愉しむ。

介護を始めて三度目の冬、やっと一緒に過ごせた短いイブ。

ちなみに、プレゼントは、
一年分の感謝をこめて、入念に選んだ。
(誕生日に何もしてあげられなかったのだ)

・バーバリーの大柄のネクタイ(身長がないと似合わない柄)
・グッチのネクタイ(見た目にブランドが分からないが、上品)


仕事や研究で、対面で交渉したり、
大勢の前でプレゼンをする場面が多い相方。

ビジネスの場面では、相手に与える見た目の印象も大切。
控えめで繊細な内面を持つ相方だからこそ、
ネクタイで応援したかった。

おまけでタイピンもつけておいた(いいものを持っていなかったので)

彼は、仕事などで嬉しいことがあると真っ先に知らせてくれて、
それがいつもわたしには一番嬉しい。