お決まりの早朝覚醒に振り回されるのが、
腹立たしくなって、
思い切って、朝から、公園へと散歩にでかけた。
ばあたんと二人、去年の今頃には戯れていた場所へ。
紅葉が、やっと赤く染まった、散歩道。
ふたりでよく散歩した道。
ある日、
子供の頃わたしが、
桜の季節、彼女にそうしてもらったように、
ばあたんを抱き上げて、紅葉に顔を近づけさせた。
「まるで、赤ちゃんのお手手のようね。
かわいらしいわ、なんてかわいらしいの。」
はしゃいでいた、ばあたんの弾んだ声を思い出す。
「昔ね、こうして、おばあちゃんがね、
わたしに、桜の花を、見せてくれたのよ」
と、語りかけると
ばあたんは、ぴょん、と私の腕から飛び降りて
「でも、いまは、たまちゃんが、おばあちゃんの、お母ちゃん」
…わたしの胸にぎゅうっと抱きついて、
顔をうずめて、
そして、恥ずかしそうに、微笑んだ。
**************
わたしが 早朝覚醒で苦しかった、午前四時過ぎ
彼女が せん妄でひとり 苦しんでいなかっただろうか
どうか、そんなことはありませんように
どうか、彼女だけは無事で安寧でいてくれますように
どうか、治療が、効いてくれていますように
去年ばあたんを抱き上げた、その木に、
まるでばあたん本人を抱きしめるような気持ちで
くちづける。
追伸:
コメント返信、お待たせしています。
ゆっくり、すこしずつ、させていただきますので、
どうぞ気長に お待ちくださいませ…
腹立たしくなって、
思い切って、朝から、公園へと散歩にでかけた。
ばあたんと二人、去年の今頃には戯れていた場所へ。
紅葉が、やっと赤く染まった、散歩道。
ふたりでよく散歩した道。
ある日、
子供の頃わたしが、
桜の季節、彼女にそうしてもらったように、
ばあたんを抱き上げて、紅葉に顔を近づけさせた。
「まるで、赤ちゃんのお手手のようね。
かわいらしいわ、なんてかわいらしいの。」
はしゃいでいた、ばあたんの弾んだ声を思い出す。
「昔ね、こうして、おばあちゃんがね、
わたしに、桜の花を、見せてくれたのよ」
と、語りかけると
ばあたんは、ぴょん、と私の腕から飛び降りて
「でも、いまは、たまちゃんが、おばあちゃんの、お母ちゃん」
…わたしの胸にぎゅうっと抱きついて、
顔をうずめて、
そして、恥ずかしそうに、微笑んだ。
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わたしが 早朝覚醒で苦しかった、午前四時過ぎ
彼女が せん妄でひとり 苦しんでいなかっただろうか
どうか、そんなことはありませんように
どうか、彼女だけは無事で安寧でいてくれますように
どうか、治療が、効いてくれていますように
去年ばあたんを抱き上げた、その木に、
まるでばあたん本人を抱きしめるような気持ちで
くちづける。
追伸:
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ゆっくり、すこしずつ、させていただきますので、
どうぞ気長に お待ちくださいませ…