第153話 妊娠モード

2007年09月04日 17時15分37秒 | マタニティーライフ・「さらしな日記」

妊娠1ヶ月、ここでの自覚症状はほとんどない。(前述、第152話参照)
予定日を過ぎても生理が来ない、基礎体温が2週間以上も高温を維持している・・・
もしかして?!の可能性、大。 妊娠に気づき始める2ヶ月目(4~7週)。
この頃の赤ちゃんは、魚のような形で頭と胴体の二頭身、
胎芽(たいが)といわれる時期。まだ、胎児ではない。
ここで一気に妊娠モードに盛り上げてくれるのが、つわり!
不快症状あるものの「つわりで・・・」と語る自分に酔って、ちょっぴり快。な~んて

余裕もつかの間、妊娠3ヶ月(8~11週)、つわりは本格的激化。
朝起きた瞬間、もう既に、気持ち悪い。
明日の朝にはどうかすっきりと目覚められますように。
明日こそとつわりの夜明けを念じて、毎晩床についていた日々懐かしく。
朝目覚めた時、すっきりしている。このことがどんなに幸せなことか・・・
失ってはじめて、「何でもないようなことが幸せだったと思う~」である。

自覚症状もなければ、傍から妊婦だと分からないこの妊娠2ヶ月、3ヶ月、
流産のしやすい時期でもある。
つわりは赤ちゃんからの「ママ、僕?(私?)、ここにいるよ」のアピールであり、
「ママ、無理をしないで。体を大切にしてね」のメッセージ。
もしも、つわりが愉快痛快症状だったら?
私は駅まで猛ダッシュ、駆け込み乗車していたかもしれない。
私は激安商品目がけて人ごみに突入、
タイムサービスの雰囲気に衝動買い、重い荷物を引きずっていたかもしれない。
妊娠発覚、歓喜に任せて妊娠記念バンジー(ジャンプ)に挑戦していた
かもしれない?  恐ろしい話である。
横にならずにはいられない不快症状で安静を促すとは、うまくできている。

私は切迫流産を経験している。
つわりは辛いものだが、つわりがある限り、お腹の子供は生きている。
安定するまでの唯一の手がかり。赤ちゃんが生きている証拠だから・・・支えだった。
私は産科健診が待ち遠しかった。
赤ちゃんの心音(心臓の音)をきくと、不思議、嘘みたいにつわりがひく。
つわりの原因でありながら、また、乗り越えることができるのも我が子の存在。

妊娠3ヶ月、赤ちゃんは人間としての原型が完成し、胎児と呼ばれるようになる。
赤子の成長、目覚しく。
体内で、もう一つの心臓がどきどき動き、手足をばたばた動かしている。
こんな劇的な変化が起こっているのだから、
心身共に不安定になるのも当然かもしれませんね。な~んて
喉もと過ぎて、いえること。
つわり真っ只中のあなたへ。
「つわりが永遠に続くことはありません。いずれおさまります」のアドバイスに
どうぞムカつかず、やり過ごしてください。

※切迫流産と診断を受けた時、安静にするよう指示を受けます。トイレや洗面以外、できる限り横になって体を休めるようにとのアドバイスが。私は勤めておりましたので、職場にエレベーターがあるかどうかも尋ねられました。階段の昇り降りもよくないと・・・階段が? ヒール(靴)が? そんなことが?と驚くほどデリケートなのです。この時期、私はこのくらい大丈夫!でなく、赤ちゃんにとっては?を考え、ご自愛下さいませ。
つわり関連話・・・第141話「ほぼあけましておめでとうございます」,第143話「社会温暖化熱望」


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2 コメント

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感動の超音波写真 (バッタ)
2007-09-10 14:28:38
ありがとうございます。
つわりのピークを迎え、苦痛な日々をまだ続けております。おさまる日を首をなが~くして待っております。前回の検診でもらった超音波写真、初めて人形のように頭、手、胴とわかるようになっていて33mmでした。思わず、画面を見て「わー」と言ってしまいました。検診に行くのにも吐き気と闘いながらボロボロの姿で通っていた私。とても感動でした。今も寝床のすぐ手元に置いて、吐いては超音波写真を見て自分をなぐさめている状態です。全く、自分の姿にかまっていられない。仕事に来るのに、吐き気と闘いながら そこに立っている、座っているのが精一杯。化粧もできない状態。吐くから唇も荒れ放題、見た目もボロボロ、髪の毛ボサボサ、自分でわかっているが、どうにもならない(泣)汚らしい自分がいる。鏡に映る自分の姿を絶対に見たくない!!
隣に住む奥様は今、2人目を妊娠中!全く、つわりを知らないらしい「お腹が出てくるまで全く妊娠してる自覚が無いぐらい」とケロリとした顔で言うの!!うっう…うらやましい…。
私は、吐くたびに、きっと赤ちゃんが大きくなってると思いながら過ごしております。
超音波写真が私の力の源です
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バッタ様 (とーま由花)
2007-09-10 22:40:57
わかります!

私がつわりの時、励まして下さった先輩ママは
食事も喉を通らないばかりか水も飲めず、入院点滴生活だったようです。
つわりには個人差があり、全くない方から入院レベルまで、
また、同じ個人でも第一子と第二子で異なるようですし。
病気ではないその不快症状つわりの辛さは・・・
傍からわからないところ。
無頓着でも、ぐうたらでもないのです。
やる気が奪われるのですから・・・。
つわり、それは今、バッタさんが
すべての気を我が子に注いでる証拠!!!

さて、鏡を見たくないのはバッタさんだけではありません。
私もです。
1時間毎にせまりくる授乳・・・肌も唇も荒れ荒れアレレ。
化粧? してません!
お化粧をした顔でデリケートな赤子の肌に触れたくないしぃ~
とは言うものの、妻としては失格です(笑)







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