第15話 言語色

2005年02月18日 22時59分26秒 | Weblog

 もしも、人が話した言葉に色がついているとしたら?

もう少し具体的な説明を加えると、
あなたと私の口から発せられた二酸化炭素には色がついていて、話した後ふわふわ浮き、
そのまま部屋に残っていくとしたら?という、あくまでも学術上ではない私の想像。
例えば、イメージ、黄色(相手)と赤(私)だとする。
私ばかりしゃべりすぎると、二人の空気が赤みの強いオレンジになってしまう、感じ。

違う色が2色以上あれば、まったく異なる色を作ることができるし、
同じ色なら、さらに深い色になることができる。
二人、その時々に色の混ざり方も変わって、しましま模様や水玉模様になったりする日もある。
二人以上でも、大丈夫。
どんどん強い色を重ねて相手の色を消そうとせずに、
ぴたっと仲良く横にくっつけて並べていけばどんな点描画ができあがるのか…きっと素敵な絵になるはず。

先攻者が話している。私は後攻。今は聞き役。
きいて、きいて、散々きいた後、私が話すと「あれ?反応うすっ、また始まった-!」
そんな時も想像……ちょっと色、変えますね。
今度は相手が赤色、私が白。
「うわぁ…今、この部屋、真っ赤になってる~」
おっとっと、慌てて、反面教師の話に耳を傾ける。

話すことは呼吸することだと思う。
自分ばかりおいしい空気をすうのではなく、相手がちゃんと呼吸できているか?
気がつくと自分ばかり話すぎてしまう私、憧れの聞き上手(いい女)になる為、
ふと我に返った時、他の色を塗りつぶしていないか?一色に偏っていないか?
問うてみる。

あなたは誰かと何色になりますか?


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