サマーキャンプ後、大いなる息子の成長を過度に期待していたが、
2泊3日で 劇的な変化が起こるものでもなく、
よき思い出となって その後いつも通りに過ごしている。
「宿題は?」「お風呂は?」「ごはんは?」「歯磨きは?」
できていない点を指摘すれば、怒りはすぐ沸点に達し、口げんか勃発。
どんどん口が達者になり、あ~いえば、こ~いう。
感情むき出しの息子と掛け合いになっていっても らちがあかない、
その日、私は落ち込み、反省する戦法を選択・・・
すると、息子が怒りをあらわに「俺、すぐにそうやって落ち込む奴嫌いやねん」
私は傷つき、落ち込んだふりをしただけなのだが、
「すぐに泣く奴嫌いやねん。泣いたら 泣かした方が悪くなるねん」
いや、必ずしも泣かした方が悪いとは限らないのではないか?
きちんとその背景を探り、原因を調べてから・・・と思ったが、
学童でいざこざが起きた場合、弱いものが守られ、強いものが怒られる。
喧嘩両成敗、ひとつひとつに時間をかけて原因解明とはいかないのであろう。
不条理と戦っている小さな背中を見つめる。
息子よ、世の中おかしいことがたくさんある、
でも、その不条理は大人になってからもある。
企業戦士から小学生戦士へ その背に無言のエールを送る。