ミュージカル「シカゴ」(前話参照)公演後、走って帰ったが、息子は既にご就寝。
1日の終わりに会えず、朝、息子を起こすと機嫌が悪い。
「ママなんか嫌い」
夕方から夜にかけて4時間だが、
私が母親業でなく、自分時間を優先させたことに不服があるパパ。
息子にうまく取り繕うことなく、パパに何か吹き込まれたらしい・・・
マラソン大会当日の朝、険悪な関係のまま別れたが、
帰り道、私が手を差し出すと、息子が繋ぎ返してくれた。
「今日のマラソン大会どうだった?」
「僕な、ママとパパの子供やから 頑張って走った」
パパとママの子供だから。
息子の心の中で支えとなる存在であったことが嬉しかった。母親冥利に尽きる嬉しい言葉・・・