カナディアンロッキーで暮らす

カナディアンロッキーで暮らす茶道とカルトナージュ愛好家の日々

極寒の日々の中で

2020-01-18 02:08:00 | 出たっきり邦人・メールマガジン

2020年が始まりました。
今年も「カナディアンロッキーで暮らす」、宜しくお願い致します。

タイトルにあるように、アルバータ州は寒気団に覆われ、数日間マイナス30℃
が続いています。これだけ極寒に見舞われると、外出は避けた方がよく、一日
中家で過ごすことになります。町営の施設内にあるプールやホットタブもここま
で寒いと温度管理が難しいらしく今週末までクローズです。

毎冬こんな日が数日あるのでもう慣れっこです。暫く更新を怠っているBlogに
使う画像を編集しています。最近はiPhoneで手軽にアップできる Facebookで近
況をアップしているので、blogはすっかりおさぼり中ですが、日本の家族や友人
の中にはFacebookを利用していない人も多く、この機に溜まった半年分を更新
しながら短いコメントを添える作業をして、間もなく追いつきます!

この寒気、明日から徐々に緩んでくるという予報で、週末か来週早々には最高
気温がゼロ℃になるらしく、シニアのハイキング仲間とバンフのサルファ─マウ
ンテンに歩いて登るというお誘いが来ています。サルファ─マウンテンの頂上に
はゴンドラで上がれるのですが、費用は往復利用で何と60ドル越え。ところが
冬場だけは復路が無料になるので…ゴンドラなら7分で上がれるところを2時間
余りかけて登り、帰りはゴンドラを利用。その後は公園内のシェルター(屋根付き
のピクニックテーブルのある施設)で豚汁ランチ、ということでとても楽しみです。

新年は穏やかに始まり、我が家もささやかですが、お雑煮とお節で祝いました。
元旦の夜はご近所のファミリーと「シャブシャブ」を楽しみました。地元のマー
ケットで薄切り肉、白菜、エノキ、シメジなどお鍋食材もだんだん手に入り易く
なってきたことも、毎日何かしら和風の料理を作る私には嬉しいの一言です。

5日には、自宅から徒歩3分のところにあるBistroで、夫の69歳のお誕生日を
祝う食事会に近隣の友人たちを招き、賑やかで楽しいひと時を過ごしました。
風邪で体調がなかなか戻らず、皆さんを家に招く気力が出なかったのも理由の
ひとつですが、今までお料理の準備と当日はクックとサーブに追われ、私は全く
楽しめていなかったことに気づき…年末に思い切って友人でもあるグランシェフ
に相談しました。

シェフの奥さまは日本人で、移住後まもなく山で出会い、写真撮影のテクニック
を夫が指導したご縁で、フレンチカナディアンのご主人とも仲良しになりました。
彼は奥さまの影響と持ち前の語学センスで、あっという間にほぼ完ぺきな日本
語が話せるため、私は何の苦労もなく意思を伝えることができるのです。

彼の提案で食事とワインを決め、当日は私たちを含め16人集まって、数々の美
味しいフレンチとおしゃべりを楽しみながら、私も体力温存できた分、ワインも
戴き、今までになくみんなと一緒にパーティーを楽しむことが出来ました。

昨10月末、17年と11ケ月一緒に過ごした愛犬ラブの2年に及ぶ老々介護を
終え、夫と私は二人一緒に出掛けることが可能になりました。
今までラブを連れて車で出かける以外、日本帰国も、飛行機を使う小旅行も
別々でした。
すでに年金暮らしに突入しているので、豪華な旅は望めませんが、今春はドラ
イブ旅行で桜を観にポートランド・オレゴンまで出かけようとプラン中です。

昨春は夫にお留守番してもらい、ひとりでポートランド在住の友人夫妻を訪ね
たのですが、ウィラメット川沿いのきれいな桜並木に感動でした。ロッキーは
海棠桜に似たピンクで八重の花が6月初旬に咲きますが、ソメイヨシノは咲き
ません。そして1時間半のドライブで連れて行ってもらったキャノンビーチの
美しさにもさらに感動。ぜひ彼と一緒に桜とビーチを眺めたい!と強く思い
二人旅はまずオレゴンからと決めました。

昨年の話になりますが、クリスマス前にインフルエンザではなく普通の風邪を
ひいてしまい、カルガリーに買い出しに行けたのは30日でした。
日本食材が買えるお店を2,3軒はしごして、キャンモアでは買えないレンコ
ンやごぼうなどお煮しめ用の根菜を買い、カズノコ、水菜、三つ葉、茗荷や柚子
も手に入れました。野菜は何と京都から空輸されたものでした。今の流通が想像
以上に進んでいるんですね。

「おもち」は大晦日に日本製のパン焼き機で用意できました。黒豆を煮ながら
お煮しめ(鶏肉を加え筑前煮に)、たたきゴボウ、日本から持ち帰ったごまめで
「田作り」、カズノコの塩抜きして…これでお正月準備完了!でした。

オセアニアのライターさんの記事やTVニュースでオーストラリアの山林火災の
凄惨な現状が映し出され、大やけどを負って救助されたコアラなどたくさんの
野生動物が亡くなっていると報じられて心痛めています。ここカナダでも同様
夏に自然発火で森林火災が頻繁に起こっています。山火事が起こると高温で焼け
ることでマツクイムシが全滅するという利点もあるのですが、煙害は大きな問題
となっています。一日も早い終息を願ってやみません…。

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