カナディアンロッキーで暮らす

カナディアンロッキーで暮らす茶道とカルトナージュ愛好家の日々

京都の晩秋~初冬を満喫中

2021-12-10 08:06:00 | 出たっきり邦人・メールマガジン
No.214

 こんにちわ、12月に入り、繁華街ではクリスマスイルミネーションが目立つようになって来ました。
はまだ日本滞在中で、京都の滞在先でこの原稿を書いています。

京都に落ち着いた10月末頃はまだ紅葉も始まったばかりで観光客風の人も少なかったのですが、11月
2週を過ぎた辺りから、嵐山を始め紅葉で有名な名所は徐々に人が増えはじめ、特に週末はレンタル
着物を着て散策をするカップルや女子同士のグループが目立っていました。

レンタル着物は洗える素材の物なので安価で借りられ着付けもして貰えるので人気のようです。私の
ように茶道で普段から着物を着る機会が多いものにとってはレンタル着物のまるで季節感のない
浴衣のような?柄の和服はちょっと受け入れ難いのですが…京都で着物を着よう!と思ってもらえる
だけでもイイのかな~、と思う事にしました。

時代が変われば着物の小物も変わるんですね、すごく驚いたのは、レンタル着物の中には襟元や袖口
にレースやモフモフ、ビーズなどの飾りをあしらった物もあり、草履じゃなくて靴を履いている人も
いました。和装もこれから先、どんな風に変わっていくのか、もう少し変化を見て行きたくもなりました。

今回の日本滞在の目的は、まず夫の健康チェック。私も膝関節と歯科も気になっていたので二人で友人
が名誉院長の病院であれこれ便宜を図っていただき検査漬け。私は特に悪い所は見つかりませんでした
が、夫は膵臓に要観察の嚢胞が見つかりちょっとショックを受けていました。半年に一度MRIでチェック
すれば…ということになりましたが、カナダではCTやMRIは6か月から8ヶ月、下手すると1年待ちです
から、帰国したら直ぐに申し込まなければ!

私が一番ショックだったのは歯科のチェックで左の奥歯2本どうしてもインプラントが必要だと言われ
た事でした。
2年前にカナダで右の奥歯2本を治療したばかりなのに…。インプラント治療をする=高額な費用が
かかる、と言うことなので気持が沈んでしまいましたが、奥歯でよく噛めないと美味しく食べる喜び
がなくなるのも辛いので、ここは頑張って治療しようと思い直しました。費用としてはカナダも日本
もほぼ同じくらいなので、今回は20年お世話になっている日本の先生に委ねました。アメリカで
最先端の技術を学ばれているし、なにより日本語でなんでもお尋ねできる安心感が、カナダと違います。

膝は滞在中に5回ヒアルロン酸を注射します。カナダではこの治療は自費で行う治療で300ドルほど
掛かるそうですが、日本なら健康保険で30%負担で両膝で1500円です。ゴルフでもウォーキングで
もかなり歩いているので軟骨が減っているのではないかと心配でしたが、2年前のレントゲンと今年
は差がない事がわかりホッとしました。

治療や検査を受ける合間に、滞在先からちょうど良い散歩コースとして「真如堂」や「くろ谷・金戒
光明寺」へよく行っています。真如堂は紅葉の名所ですが、境内は無料で自由に出入りできるので
穴場です。ちなみにすぐ近くにある永観堂は本堂内なども開放していますが拝観料が600円かかり
人も多くて、紅葉の写真を撮るなら真如堂がお勧めです。

散歩と言えば、昔京都に20年ほど住んでいたと言えども、行ったことの無い場所はいっぱいあります。
今回は夫も一緒なので、二人でできるだけバスに乗らず歩けるだけ歩いて回ろうと、うろうろして
みました。京都の道は碁盤の目になっているというのは御所から南の中京区と下京区一部分で、その他
は迷路のようになっている所もたくさんあります。何処へ繋がるのか面白くてどんどん歩いて、結局は
見覚えのある所へ出るのですが、途中でおいしいお蕎麦屋さんを見つけたり、地元の人しか利用しない
小さなお魚屋さんの鯖寿司が安くて美味しかったりと、色んな発見があって楽しみました。

京都滞在も後2週間あまり、そろそろ少し京都から外へでてみようと計画中です。今回もJRパス7日間
を購入したので、実家のお墓参りから始めて南は九州から北は北海道まで…列車の旅を楽しんできます。

次号の配信はもう2022年になりますね。
コロナウイルスに新型のオミクロンなる物が出始め、またちょっと気になるところですが、日本に来て
一番驚いたことは、マスク着用率の高さでした。屋内はもちろん、外でもほぼ99.9%マスクを付けて
歩く姿を見て、ワクチン接種も進み、感染者数も激減している理由がわかった気がします。インフル
エンザの流行る季節にもなってきたので、これから先またコロナがどうなっていくのか、無事に
カナダに帰国出来るのか…心配したらキリがないので、その前にJR旅を楽しんで参ります。

みなさまどうぞよいお年をお迎えください。
来年もまた「カナディアンロッキーで暮らす」でお会いしましょう。


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