カナディアンロッキーで暮らす

カナディアンロッキーで暮らす茶道とカルトナージュ愛好家の日々

COVID-19の影響

2020-03-21 14:47:00 | 出たっきり邦人・メールマガジン

No.115

世界中からコロナウイルス感染者の数字が報道される毎日。カナダでも17日から
緊急事態宣言が発令され、幼稚園、小中高学校はすべて無期限休校に。
レストランやカフェはテイクアウトだけ受けるところもあるようですが、ほとん
どがお店を閉めました。生鮮食品や日用品を扱うお店、薬局は通常と同じ時間帯
で開いているので、それほど不自由はありませんが、なぜかトイレットペーパー
が不足するという噂が流れ、一時的に売り切れ続出でした。今はいつものように
棚に並んでいます。

アルバータ州で確認された患者数は3/17一日で74人から97人に増え、今パンデ
ミックを押さえなければ!ということで発令された勧告に、各人が事態の深刻さ
を自覚、極力外部接触を断ち、出来るだけ外出を控え自宅で過ごす覚悟をしました。
仕事を持つ両親は慌てたと思いますが、ほとんどが観光業に携わっているので
キャンセルが相次ぐ中レイオフ(失業)が続出、喜ぶべきことではありませんが自分
たちの子供の面倒を見ることができています。

我が家でも4月早々から2週間アメリカに出かける予定でしたが、17日に全ての
予約をキャンセルしました。ホテルの予約のうち一件だけbooking.comを通し先
払いで返金不可の条件でしたが、この状況下でのキャンセルは考慮されて全額
返金をウェブからリクエストできるようになっていました。48時間内に返事が
あると自動返信メールが届きましたが、72時間以上たった今も返答はありません。
ホテル側としても不測の事態発生で経営危機に陥る恐れもあるだろうし…返金
されなくても仕方がないと思っています。

昨日は領事館に用事があってカルガリーに出かけました。書類のピックアップ
だけでしたが予約が必要で、時間も指定されていました。その後、大きなモール
の一角にあるCOSTCOに寄ったのですが、入場制限を行っていてマーケットに入る
まで10分ほど待たされ、中に入ると人も少なくスムーズに買い物が進み、レジも
ほとんど待たずに済みました。生鮮食料品、冷凍品のストックも十分あり、これ
なら当分パニックになるような状態にはならないと感じました。

季節はどんどん移り変わり、夏時間が始まったので日中が長く感じられるように
なりました。いつもなら日本から桜便りが届くころで、ロッキーも春スキーシー
ズンが始まり賑わう頃なのですが、スキー場も全て閉まってしまいました。一日中
家に閉じこもっているのは体に悪いというので、いつものお散歩コースを1時間
ほど夫と二人で歩きました。幸いすれ違う人もほとんどなく、出会ったとしても
距離を置いているので、感染する可能性は少ないと思うのですが、不急不要なこと
ではないので、続けられるかどうか、様子を見ながら…です。いつもどんなところ
を歩いているのか、トレイルの景色をご覧ください。









これから先の予定として、6月早々に日本から友人夫妻を迎えます。後半に入ると
茶道の支部発会50周年記念行事があり、サンフランシスコとロサンゼルスを訪ね
日本から参加の茶友5名と合流してラスベガスやグランドキャニオンへ小旅行と
楽しい予定が待っているのですが、今の状況では実施が危ぶまれています。大勢
の人が動くことになるため、いつまで待って中止か実施かを決めるのか、見守って
いるところです。ラスベガスのショウのチケットは、良い席から売れて行くので
ひと月前に6人分購入済です。もちろんノンリファンダブル(返金不可)なのですが…
現在ラスベガスのショウも全て中止になっているため、このまま休演が続けば
もちろん返金されます。でも、そうなれば経済の落ち込みと混乱は相当なもの。
その頃には世界全体で終息に近い状態になっていて、日本~アメリカ~カナダの
出入国がスムーズにできるようになっていることを願ってやみません。

来月はいつもの春のロッキーだよりをお届けできるようになっていることを願い
ながら…



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