奥様的部屋

主婦の独り言&映画や本の話もちょこちょこ(ネタバレあり)

自虐の詩

2008-08-20 23:00:38 | 映画など_いろいろ

凄いなぁ、中谷美紀
自虐の詩

原作は"日本一泣ける4コマ漫画"らしい

読んだことはないけど、業田義家の絵柄は知っている
なんだか"泣ける"とはイメージが違うなぁ、と思いつつ
原作は"日本一泣ける4コマ漫画"ということ以外何もわからないまま鑑賞

前半は面白い
中谷美紀の熱演と、阿部ちゃんのなりきりっぷりと、熊本さんとのエピソード

それらがいい感じにまとまっていて、笑いつつもちょっとジーンとして・・・というベタだけど味わい深い、そんな雰囲気に浸ることができたのだけれど・・・・

回想シーンが続くにつれて、なんだかテンポが悪くなってしまい、また現代のパートは同じようなシーンの繰り返しで、正直なところ、途中でちょっと飽きて眠くなってしまった

元が4コマ漫画だから、といってしまえばソレまでだけど、中谷美紀も阿部ちゃんもまったく貧乏臭くなくて、なんだか喜んでコスプレやってるみたいで、一度そう思ってしまうと全てがペラペラに薄っぺらにしか感じられず、"泣かせ"のシーンでも全く入り込むことができなくなってしまった

中谷美紀があまりにも可愛いが故に貧乏で虐げられている彼女を応援したくなるのだけれど、その可愛さが仇になってしまった感も否めない

また、"泣かせ"のシーンのメインが少女時代だったのも中谷美紀に感情移入できなかった理由の1つでもあると思う
やっぱり、主役はあくまでも"中谷美紀"なのだから、メインは"中谷美紀"がよかったなぁ

と、文句ばかり書いてしまったけれど、もうちょっとなんとかすればもっと面白くなったのに・・・と思わずにいられない(阿部ちゃん好きなだけに尚一層そう思うのかも)
なんだか凄く"もったいない"感が残った作品だった

(DVD)