東京大阪ラプソディー

私が生まれ育った故郷「東京」の友人たちへ、また私の「大阪」での生活を知る心優しき人たちに、徒然なるままに綴っています。

地下鉄は都会の証明か・・・

2009-12-16 16:40:53 | 日記
 九州や中国地方から出てきた人の話を聞くと、地下鉄というのは都会の交通機関、これがあるかないかで都会か否かの証明になるのだという。
東京と大阪にしか定住したことがない身とすれば、当然のように公共交通機関の一つとして、常に選択肢の中にあったわけで、そんなことは意識したこともなかったが、確かにそうかも知れない。

 田んぼの広がる村や鄙びた漁村で地下鉄が走っていたら、不思議な気分になることは間違いないだろう。
炭小屋の煙が立ち上る山、大漁旗がたなびく岸壁の裾に、もし地下鉄改札へ続く階段があったとすれば、そこを下りていく乗客は勇気が必要だ。奈落の底に続いてような心持ちに陥り、足が前に進まないかも知れない。

費用対効果は経済活動に必ずついて回る。以前の日本はそういうところに対して、今よりグズグズのところがあって、市民のための公共交通は赤字でも仕方ないという考えもあったと思う。今日ではシビアな判断基準があって、田舎の赤字路線は何本廃線になったことか分からない…。。。



大阪の地下鉄路線図は東京に比べてまだスッキリしているが…

初めて大阪にやって来た方々にはやっぱり分かりづらいようだ。はっきり言って私も自分の活動圏外の地域を走る路線・駅にどんな順番、どんな駅名があるのか把握しきれていない。