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「シュナの旅」と遺伝子組み換え作物

2021-09-02 | 楽しみ
シュナの旅(カラー文庫本)
宮崎駿の絵本というか漫画というか、文庫サイズのフルカラーのこの本をご存じの方って、どれくらいいらっしゃいますか。
私は十代の頃、この本に出会いました。まだ原作のナウシカは単行本が発売されていなかったと思います。

チベット民話の「犬になった王子」を元に宮崎駿氏が描きあげたこの話は、いつアニメーションになるだろうかと思って待っていましたが、ついにかなわないままでした。
で、最近動画の紹介ばかり上げていたのですが今回も動画ネタでいきます(^^;

通称「オタキング」岡田斗司夫氏のアニメの考察動画は、特にジブリのアニメを見た後に視聴すると、楽しさが10倍になるというすごさ。
宮崎駿氏のことをよく知っているからこその考察、そしていろいろな資料や本も読み尽くしているから深い!
そして改めてもう一度そのジブリアニメを見ることになるのです。
その岡田氏が「シュナの旅」に関しての動画も上げてくれてました。なんて貴重なのだろう。


宮崎駿氏は監督作品のなかで「一度絶滅の危機に陥った後の世界」を多くのアニメに入れてきます。
未来少年コナン、風の谷のナウシカ、天空の城ラピュタ、チャゲ飛鳥のプロモーションアニメ「On Your Mark」等々…
最近のジブリアニメは殆ど未視聴のため、コメントを控えます(^^;
このシュナの旅も例外ではありません。世界規模の大きな戦争の後、やせた土地で農作物もヒエやアワのような実しか実らず、餌がないため家畜も繁殖できない地の王子が大きな粒の実(おそらく麦)の種を求めて旅に出ます。故郷の村々を救うために。

詳しくは岡田斗司夫氏の動画を見ていただくとわかりますが、旅に出るきっかけは、老人の旅人から「見たこともない大きな粒の実」を受け取ったことでした。
しかし、それは蒔いたところで発芽しないものなのです。
その実の提供者によって、絶対に発芽しない実が取引されているからなのでした。

高校生の私にはわからなかったけど、今の私にはわかります。
モンサントみたいだ」と。(モンサントがわからない方はリンクからどうぞ(^^))
そしたら動画の中で、岡田斗司夫氏が言ったのです。
「今でいう遺伝子組み換え種子ですね。モンサントっていう会社がありましてねー…」と語り出したのです。
さっすがオタキング(^^) もちろんモンサントのこと知ってました。めっちゃ勉強になる動画!
さらにTV出演のときにこのモンサントの話をしようかと思っていた岡田斗司夫氏が、TVスタッフから何を言われたかは…動画をご覧下さい。

それにしても恐るべし宮崎駿氏。世界観の作りだけでもどの話もすごすぎるし、先見の明がすごすぎる。
大人になった今、未来少年コナンから見直してみようかなぁ。
あ、そういえば昨年話題になってた「映像研には手を出すな! 」

主人公の浅草みどりは未来少年コナンに衝撃を受けたエピソードが描かれてました。
ワタシも未来少年コナンは小学生の時に出会ったのですが、他のアニメとは格段にちがう何かを感じた・・・だけでした(^^;子どもですから純粋に楽しんでました。
宮崎アニメは大人になってから見るとまた違った見方が出てきます。きっと完全に老人になってから見ても違った見方ができる。
知識を蓄えておくと、もっと楽しめるのが凄いところです。

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