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急がばまわれ

2013-07-11 | ひとつまみの情報
こんなタイトルだと、真面目にクリニックの施術に関してだと思うでしょう。

ところがどっこい、所詮ワタクシ桐井が書く記事なのです。
そんなわきゃーない(^^;

【急がば回れ】
急いで物事を成し遂げようとするならば、多少の時間や手間がかかっても、着実な手段をとったほうが得策であるというたとえ。急ぐときには、危険な近道を通るよりも、回り道でも安全な道を通るほうが、結局は早く目的地に着くことから。
〔新明解 故事ことわざ辞典 P47より〕

このことわざは滋賀県琵琶湖付近で生まれました。
宗長の和歌が元になってます。
 

    もののふの 矢橋の船は 速けれど
            急がば回れ 瀬田の長橋


(宗長は静岡市駿河区丸子の「吐月峰柴屋寺(当時柴屋軒)」に草庵を結んだ人)

東海道は琵琶湖の周りを通ります。
こーゆールート(緑の線です)です↓

琵琶湖の南側をぐるーりと回って瀬田の唐橋を渡るルートだということが、地図でわかります。

↑これが瀬田の唐橋。
歌では長橋ですが、欄干の擬宝珠が中国っぽかったので、唐橋と呼ばれました。

しかし、急ぐ人は、東海道から矢橋街道に入り、船で渡るというルートを辿ったのです。
↓矢橋街道との追分道標


おそらく、こーゆールートね↓

この二つを重ね合わせると、こーなります。
 ※以前のYahoo地図なので別画像でスミマセン😅


なるほどー、確かに矢橋街道は近道だ!
しかし、なぜ「急がば回れ」なのか、ですよね。

この矢橋の渡しルートは、比叡山から吹く「比叡おろし」と呼ばれる突風でよく船が転覆したり、船がなかなか進まなかったりしたそうです。
そのような危険を冒して近道するよりも、遠回りでも確実に進む瀬田の唐橋ルートを通るほうが堅実であった、ということです。

NAETも確かに同じ。
遠回りと思える施術内容が続いたとしても、やっぱり瀬田の唐橋ルートなのです。
確実に一歩一歩、なのです。
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