先日ある検査を受けていた患者さんの
「先生、こういうとき(おそらく症状?)には何をしたらいいんですか?」
という問いに増田先生が
「音読すると良いよ」
と答えていた。
音読!!私は5年ほど前には毎日読書する時に音読をしていた。そのときは本の内容が頭に入ってきて、情景が脳内を駆け巡り、読んだことをなかなか忘れなかった。
しかし狭い家で母と祖母とが同居するようになり、つい恥ずかしくなって音読をやめてしまった。そうしたら急に本に書かれていることの理解が薄くなってしまった。すぐに忘れるし、難しいことはてんで頭に入らない。そんな中でも音読再開にいたらないまま月日は流れて行ったのである。
増田先生の患者さまへの一言で私は音読を再開する決意をした。勉強する時には必ず音読をする。毎日少しずつ読んでいる本も音読する。機会があれば全部声に出して読む。ほんの少しの文章でも続けることが大事なのかもしれないと思って、毎日やってます。
理解力は急には戻ってこないけど、やらない時よりははるかに記憶されています。
鳥はさえずり方が最初はうまくないけれど、声に出してそれを耳で学習し、だんだんにうまくなっていくのだということを聞いたことがあります。音読もそれと似ていると、そのとき思いました。
文字で理解し、言葉にして脳を刺激し、耳でもう一度理解を重ねる。私は医学面には全く詳しくないのでなんともいえませんが、実際やってみて確実に「良い!」と感じます。
音読、やってみませんか?