普通の日々

ごく普通の日々の事

どの時点で作動したの?

2007-10-08 23:09:37 | ニュース関連
モネの「アルジャントゥイユの橋」が裂かれる オルセー(朝日新聞) - goo ニュース
【パリのオルセー美術館に展示されていた印象派の代表的画家クロード・モネ(1840~1926)の風景画「アルジャントゥイユの橋」が10センチにわたって裂かれているのを、同館職員が7日確認した。捜査当局は館内に夜間侵入した男女5人組の仕業と見て、行方を追っている。
 仏テレビTF1などによると、同日午前0時ごろ男4人女1人のグループが館内に侵入。警報装置が鳴り響き、5人組は逃走する直前、腹いせのため作品に拳で一撃を食らわせたとみられる。亀裂は絵の右寄り中央部に横に走り、修復が不可能ではないものの困難が予想される。被害額は算出不能という】

モネの歴史的名画受難、酔っ払い?5人組に傷つけられる(読売新聞) - goo ニュース
【同館の監視カメラは男4人、女1人のグループをとらえ、気づいた警備員が現場へ急行したが、5人は逃走した。アルバネル文化・通信相は7日、「文化や宗教関連施設に対する暴力行為の処罰を厳しくする必要がある」と述べた】
オルセー美術館:モネの名画を切り裂き逃走 パリ (毎日新聞)
【フランスでは最近美術館への侵入被害が相次いでおり、アルバネル文化相は不法侵入者に対する刑罰強化を検討する考えを明らかにした。
 パリでは6日夜、音楽や演劇が夜通し続く「白夜祭」が開かれ、推定150万人が繰り出した。被疑者は酔った勢いで閉館中のオルセーに侵入したとみられている】

 これ、記事によって内容が一寸違うんですが、どの時点で警報装置が作動したのか知りたいですね。だって、建物に侵入した時点で警報装置が作動したのなら、展示しているスペースにドンピシャで侵入しない限りは、絵画に傷をつけている暇はないと思うんですよ。絵画に傷をつけた犯人を取り逃がした事を考えると、展示室内の警報装置が作動したと思うんですが・・・・でも、そうだとすると警備システムとしてはお粗末ですよね。
 理想を言えば敷地内に侵入した時点、現実的には建物に侵入した時点で警報装置が作動しないと、建物内部にどんな被害が出るかわからない。普通はそう考えて警備システムを組むと思うんですが・・・・一体どうして侵入者が絵画に傷をつける余裕のある警備システムになったんだろうか?
 それと『最近美術館への侵入被害が相次いで』いたのなら、もっと警備が強化されててもおかしくないと思うんですけどねぇ・・・・。

急速に広まるデマ

2007-10-08 21:54:22 | ニュース関連
L&G会長が額にけが、自宅に男押しかけたはずみで(読売新聞) - goo ニュース
【7日午前6時20分ごろ、東京都新宿区西早稲田のマンションにある、健康商品販売会社「エル・アンド・ジー(L&G)」(新宿区)の波和二会長(74)宅を出資者を名乗る男が訪れ、応対した波会長に「金を返せ」と迫った。
 波会長と男との間で玄関ドアの引きあいとなり、はずみでドアが波会長の顔に当たり、波会長は額を約3センチ切って病院に搬送された。波会長は「不可抗力なので被害届を出すつもりはない」と話しており、マンション管理室から通報を受けた警視庁戸塚署では、建造物侵入容疑で男から任意で事情を聞いた後、帰宅させた】

 そりゃ、被害届けを出したくないでしょう。順調に金が集まっていた頃なら兎も角、今は警察が来るのも行くのも嫌でしょうからね。
「スーパーで幼児被害」 悪質チェーンメール、全国へ(朝日新聞) - goo ニュース
【全国展開する複数の大手スーパーを名指しして「幼児をトイレに連れ込んでイタズラをする事件が相次いでいる」などとつづった根拠のない情報が、携帯電話などを使った電子メールで全国に出回っている。「たくさんのママにまわして、子供を守ろう」といった転送の呼びかけもあって、保護者らの間で急速に広まったらしい。名前を出されたスーパーの本社広報担当者は「事実無根。安心して買い物をしてほしい」と困惑している。
 大手スーパーの一つの本社にメールにある内容の真偽を確かめる電話が寄せられるようになったのは9月中旬。同月末時点で130件にのぼった。メールの文章は若干の違いがあるものの、趣旨は同じ。初めは首都圏からだったが、後に近畿、中部地方へと範囲が広がり、最近になって中国、東北地方からも問い合わせがあったという】

 昨年末にうちの県でも似た様なデマに関する報道がありました。こちらがその時の記事抜粋です。
《座標軸》 “都市伝説”型デマ 急拡大 (読売新聞)
【郊外店のトイレで女児が何者かに暴行され、後に祖母が自殺した――。潟上市などを中心とする県内の広いエリアで11月以降、そんな内容のうわさが一気に広がった。五城目署が捜査したものの、事実は確認されず、住民意識を反映した“都市伝説”型のデマとの見方が強まっている。子どもが被害に遭う凶悪な事件が相次ぎ、警戒心が増す県内。地元住民以外が集まる「郊外店」という場所が不安を増幅させたのか、うわさは急速なスピードで拡大していた】
【このうわさには、様々な亜流が派生しているが、周辺地域で最も主流となっている話はこういう内容だ。
 〈3歳の女児と祖母が店に行き、女児が1人でトイレに入った。なかなか戻ってこないため、祖母がトイレに入ったところ、女児がひどい状態で倒れていた。祖母は責任を感じ、その後、首つり自殺をした〉】
【都市伝説に詳しい成城大学の川上善郎教授(60)(社会心理学)によると、同様のうわさは数年前から、九州から北海道に至るまで全国各地で確認されている。しかし、秋田県内でうわさが広まった要因について川上教授は、県内で相次いだ子どもが犠牲になる事件を一因として挙げ、「『子どもが危険な目に遭うかもしれない』という考えがベースにあり、秋田では特に深刻かもしれない」と指摘している】

 噂とチェーンメール、自殺者の有無という違いはありますが、『大手スーパー』・『郊外店』の『トイレで女児が』という基本的な部分は同じです。おそらく記事中に書いている『同様のうわさ』というのが、今回は少し内容を変えてチェーンメール化したのでしょう。『転送の呼びかけ』はチェーンメール化させる基本ですしね。
 まあ、今後も定期的にこういうチェーンメールが出回るでしょうから、発信源が不明な情報に振り回されない様にしましょう。