普通の日々

ごく普通の日々の事

SASだけで3件目だぞ?

2007-10-29 21:15:13 | ニュース関連
ボンバル機、使用中止 故障相次ぎ スカンジナビア航空(朝日新聞) - goo ニュース
【北欧のスカンジナビア航空(SAS)は28日、トラブルが相次いでいるカナダ・ボンバルディア社製「DHC8―400型機」の使用を今後中止する、と発表した。27日にコペンハーゲンで同型機が着陸装置の故障で胴体着陸する事故が起きたほか、過去1カ月に同様の機体トラブルが2件あったため中止を決めた。
 同型機は今年3月、高知空港で全日空機の前輪が出なくなり、胴体着陸するなど、世界各地でトラブルが相次いでいる】

SASがボンバル運航中止 「安全確認済み」と反論声明 (産経新聞)
【北欧の航空大手スカンジナビア航空(SAS)は28日、事故やトラブルが多発しているとして、ボンバルディア社のDHC8-Q400の運航を、今後取りやめると発表。ボンバルディア社は同日、「再点検で安全性を確認している」と反論する声明を発表した。
 SASは「機体の質に問題が多く、使用を続ければ顧客の要望に応じられなくなり、SASのブランドを傷つける可能性がある」としている】
【反論声明でボンバル社は、カナダ運輸当局の協力を得た調査でも、着陸装置の構造的な問題は確認できなかったとして「DHC8-Q400を使用している航空会社に通常通りの運航を勧める」と強調、SAS社の決定について「失望する」と表明した】

 先月は「DHC8-400」の脚部トラブルが3件発生して、全て胴体着陸もどきの着陸をしています。2件は先月9日と12日に発生したスカンジナビア航空機のトラブル。これは今回と同様に片方の主脚に問題が発生。1件は21日にドイツのオーグスブルグ航空機に、全日空機と同様の前脚が降りないトラブルが発生している。
 これだけでも「DHC8-400」型機の安全性に疑念を抱かせるには充分なんですが、スカンジナビア航空の「DHC8-400」型機は先月の事故発生後に運行を停止して、部品交換等を含めた点検を行い今月から運行を再開したばかり。その機体で1ヶ月と経たない内に前回と同様の事故が発生したんですから、このスカンジナビア航空の「DHC8-400」型機使用中止の判断は当然でしょう。
 日本・欧州で今年は5件も脚部トラブルが発生している。その現実の前には幾らボンバルディア社が、『再点検で安全性を確認している』と反論しても、そんなに簡単には信用できませんよ。特に利用者は不安でたまらないでしょう。
 反論したくなるのは分かるし、反論しなければならないのかもしれない。でも、製造メーカーに問題がないとすれば、各エアラインの整備の方に問題があったという事になるんですが、ボンバルディア社はこれまでの事故の原因についてどう見ているんでしょうか?