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次世代CO2回収技術を検証する試験設備を新設

2024-01-31 07:10:29 | ガスタービン
火力発電所である姫路第二発電所にCO2回収パイロットプラントを設置するでつ。
2025年度の稼働開始予定。

新たなパイロットプラントは、1991年に南港発電所に設置したパイロットプラントに代わり、
エネルギー・石油化学大手のエクソンモービルと共同開発中の次世代のCO2回収技術を検証する
新たな試験設備として設けるでつ。

新パイロットプラントでは、発電所にあるガスタービンからの排ガスを用いて、液体アミン型CO2分離・回収技術の研究開発を行う計画。
回収能力は約5トン/日。
液体アミン型CO2分離・回収技術とは、アミンなどの溶剤を用いて化学的にCO2を吸収液に吸収させ分離する方法。

商用化設備と同等の性能を持つ中規模のパイロットプラントで、近年、火力発電設備の主流になっているコンバインドサイクル発電方式に
適応したCO2回収プロセスや、さらに高性能な吸収液の開発。

またデジタルイノベーションブランドであるΣSynX Supervisionの遠隔監視システムを実装するでつ。
新設するパイロットプラントの運転状況の監視やプラントの起動・停止操作を、横浜ビルをはじめとする遠隔地の各拠点から実施可能。

産業分野向けにエクソンモービルが手掛けるCCSプロジェクトに先進的なCO2回収技術を適用し協力することで合意。
これに基づき、新たなパイロットプラントでは共同開発中の次世代CO2回収技術を実証。
環境負荷低減とコスト削減に向けた研究開発を加速するとともに、さらなる競争力強化を図るでつ。

今回の新たなパイロットスケールでは、同設備の設計・建設、実証試験を行うでつ。
試験設備の設計・実証試験に関する助言等と試験設備の運転に必要となるエネルギー等の供給を行うでつ。

1990年から共同でCO2回収技術の開発に取り組んでいるでつ。
1991年には南港発電所内に、液体アミン型CO2分離・回収システムのパイロットスケール試験設備2トンーCO2/日規模を設置。
排ガス中のCO2を効率的に分離・回収するアミン吸収液やCO2回収プロセスを共同開発。

共同開発したアミン吸収液は、一般的なアミン吸収液と比べ、CO2の分離に必要な エネルギー消費量を大幅に抑えることができ、
発電所や化学プラントなど多種多様な分野で活用。

2024年1月現在、アミン吸収液KS-1TMを採用したCO2回収技術KM CDR Processを用いたプラントを16基納入しており、さらに2基を現在建設中。
また回収技術Advanced KM CDR Processには、アミン吸収液KS-1TMに技術改良を加えたKS-21TMを採用。
2040年のカーボンニュートラル達成を宣言。

エネルギー需要側・供給側の脱炭素化に戦略的に取り組んでいるでつ。
このうちエネルギー供給側の脱炭素戦略であるエナジートランジションにおける柱の1つが、多種多様なCO2排出源と貯留・利活用を
つなげるCO2エコシステムの構築。

引き続き、独自のCO2回収技術を活用したCCUS事業を推進するでつ。
今回の実証試験を通して、エネルギー業界にとどまらず、輸送・製造業等にもCO2分離・回収技術を展開し、ゼロカーボン社会の実現へ舵を切るでつ。
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