講師を仰せつかった、改正基準法の勉強会。
事前にも終わってからも、準備委員のメンバーでやり取りが行われたのが、基礎鉄筋のこと。
テキストP118には、
【フック付きか、それと同等以上の性能を有している住宅用ユニット鉄筋等】
書かれております。
更にP168のQ&Aには第三者認証を得たものとも掲載されています。
要は、通常使っているユニット鉄筋が認証取得しているかどうかで、物議。
結論から言うと、取られていないものが流通しているようです。
私たちの着地点は、フック付きにするか、認証取得したユニット鉄筋等を用いるか、
構造計算によって安全性の確認を行うか、
これら3つからの選択肢になるのではないだろうか…、と言う感じです。
審査にあたる機関で色々な協議も行われているようですが、
第三者認証を得ているユニット鉄筋は、準備委員スタッフと建材会社で調べて頂きましたが、わかった限りでは、とても少ない模様。
(認証取得を進めている企業もあるとの情報です)
また、フック付きにする場合、かぶりを確保するため、ベース厚・立ち上がり幅は150ミリ以上にする必要あり。
このテキストは解説が充実していて、国交省の肝いりって感じがします。
小規模ながらも詳細な設計を行ってきた者としては、申請に添付する図面は、この程度になるだろうと。
むしろ、仕様表で合理化を図るって、敵も中々賢いと思ったしだい。
もうちょっと言うと、こんなことも書き込まなくちゃいけないのかと思う内容もあります。
テキスト通りにしなくちゃいけないのか、審査機関である程度ご判断してくださるのか。
その辺りも解決していきたいです。
@ふると


( 改正基準法 2階建て木造一戸建て住宅(軸組工法)等の確認申請・審査マニュアルより )
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