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Full-Tone

女性建築士・ふるとちかこの徒然なるままに

建築とアート 1

2024-07-13 10:03:14 | おとなの修学旅行




古河邸へ行く前に、オークラ東京の敷地内にある、大倉集古館に足を運びました。
特別展【大成建設コレクション もうひとりの ル・コルビュジェ】が開催されていました。
2019年だったか、確か近代美術館でピュリズムの時代ってタイトルで、コルビュジェの絵画展を観たのだけど、
綺麗な色遣いでスマートな作品、だけど、なんだかピンとくるものが無かった。
そんな訳で、あまり期待しないで行ったのだけど、異なる作風にちょっと彼を見る目が変わった。笑
なんと言うか、言葉が適切でないかもだけど、肉肉しいタッチで、
人らしい一面が伺えるような作品の数々。
やっぱり、何であれ手を動かして、スケッチを書き続けることに説得力があることを実感。
これらを所有しているのが、日本のスーパーゼネコンって言うのもスゴイね。

大倉集古館(一部HPより抜粋)
実業家大倉喜八郎が自邸に開館した大倉美術館が前身で、大正6年に法人化された日本最古の私設美術館。
関東大震災で当初の建物と陳列していた美術品を失うも、倉庫は無事であった。
伊藤忠太氏に耐震耐火の陳列館の設計を依頼。昭和3年に開館。
その後、数回リノベーションが行われたよう。
築地本願寺の設計でも知られる伊藤忠太氏の世界観。
外観も異彩を放っていましたが、内部も独特の建築空間が広がってました。
全く新しい物を作ることも可能だったろうけど、先人の思いを大事にして、
その良さを生かしながら、今の時代に合せたリノベーションを行う、
揺るぎ無い意志を感じる建物でした。
アクセスがちょっと悪いな~と思ったけれど、ここを頻繁に訪れる方は、
運転手が付きか、タクシーが当たり前のなんだろうね。


こちらは、途中で見つけたファミマ。
坂道の途中で半地下の空間が絶妙に生かされてました。