今日は、埋蔵文化財の試掘調査に立ち会ってきました。
工事自体は来年着工の予定の住宅ですが、
開発許可、農地転用、埋蔵文化財と様々な手続きが必要な場所です。
試掘調査が必要なところでの申請は時々ありますが、
実際立会いをしたのは初めてで、
今日立会いをした近くでは貝塚も発見されたことがあるそうなので、
もしや国宝級の物の発掘に立ち会ったりして・・・と、
要らぬ想像を膨らませていたのですが、もちろんありませんでした。
写真のように、若干『しみ』があり、試掘範囲が拡張され、
なにか出てくるのかな・・・と、期待していましたが、
その後の打合せの時間となり、そこまでで退散。
本調査が必要かどうかは連絡待ちになるそうです。
実際には土器だけでなく、集落跡や住居跡など大切なものはたくさんあるようです(汗さて・・・。
今回は、たくさんの手続きが必要なことを把握されて、
早めに動かれている建て主様で、余裕がありますが、
事前手続きにかかる時間も馬鹿になりません。
また、昨年農業用倉庫の新築工事で監理をさせて頂いたところは、
10年前に住宅を新築された時には範囲外だったのが、
いつの間にか埋文確認地域に指定されていた・・・、そんな例もあります。
計画のある方は、早めに専門家にご相談されることをお薦めします。
ふるとちかこ建築設計室http://www.c-fulltone.e-arc.jp/