DF-02、DT-02、DF-03と3台の車体を渡り歩き、その高トルクでパワフルな走りを
提供していてくれていたORION VORTEX EXPERIENCEですが、急にモーターの
回転数が上がらない現象が発生してしまいました。
DF-03に搭載して走行させていた際、急にストンとスピードが落ち、TH-EPAが10%
ほどのスピードしか出なくなりました。
この時点では原因がモーターなのかESCなのかが判断できません。
車体から外して空回しさせてみると、いつもは
ヴィィィィーン!という感じで回っていたのが、ウィィィィーン・・・・・
てな感じです。
メインの走行場所は砂浜、デカタイヤ、さらに車によっては結構無茶なギア比という
かなり過酷な走行を続けていたので逆に影響が出ない方がおかしいという考え方も
できますけど。
原因はモーターなのかESCなのか?試しにモーターをYeahRacingのESCに接続してみると思い出したように
ヴィィィィーン!と通常の回転数で回ります。
逆にYeahracingのモーターをEXPRIENCEのESCに接続すると
ウィィィィーン・・・・・ と全く同じ状態となります。
原因はESC側でした。
全く電源が入らないとか、回転しないという訳ではないので接触不良という可能性は
低いですが、
とりあえず隙間からエレクトリッククリーナーを噴射して内部基盤清掃。
・・・・・・・変わりません。
パッと見、FETの破損とか焼けた跡は見受けられませんので、電源供給がうまく
いっていない?ということはキャパシタとして搭載されているコンデンサの不良かな?
量販店では、コンボセットで1万円以下で販売されているモノですので、コンデンサ交換で直らなければ諦めます。
ではLet’S分解!
ヒートシンクはシリコングリスでFETと貼り付いているだけなので、軽くこじってあげ
れば簡単に外せます。
次にコンデンサと電源ケーブルを束ねているチューブを丁寧に切断すると、
キミはどこの国のコだね?というようなコンデンサが出てきました。
一見、液漏れ等はありませんね。
※調べてみたらメーカーはCapxon社製。台湾製ですが、台湾のコンデンサメーカー
の中で唯一SAMSUNG社から品質認定を受けているそうです。かなりマトモな方でしょうね。
基盤も一番小さいマイナスドライバーで端をこじると外れます。
同じ規格のコンデンサを買ってきました。パナソニック製25V 330μFです。
60円を2個。
あとは元々付いていたコンデンサを取り外し、新しいものをハンダ付けするだけです。
基盤、ヒートシンク、ファンを元に戻して完成。
早速モーターを接続して動作テスト♪ ワクワク
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
直ってません。
ここまで引っ張っておいてごめんなさい。原因はコンデンサではなかったようです。
これにて引退!