交響曲第40番

N響のモーツァルト、それも40番を聴いてきました。
素敵…チェロ…じゃなくって(いや、素敵だったのだけれども・笑)、
指揮はアンドレ・プレヴィン氏、この方がとてもよかったのです。

指揮台に上る足元もおぼつかないようなおじいちゃまなのですが
なんて味のある指揮をなさるのでしょう。
最近よく聴くCDは、カザルス指揮のものなのですが
エネルギーの発散、艶々としたそれとは
まったく別物のアンドレ・プレヴィン氏のモーツァルトでした。

放出、というよりは
凝縮、というイメージ
短距離走、というよりは
マラソン、というイメージ、といえばいいのか
上手く表現できないのだけれども。

ところで、おじいちゃんなどといっていますが、
氏はそれはそれは多才な音楽家でいらっしゃいます。
指揮台に置かれた椅子に座って
けして大きなアクションとはいえないコンパクトな指揮をなさいますが
指先まで穏やかで細やかな、無駄のない的確で美しい指揮です。

38、39、40番。
わたしのイメージしていたものよりも、
ほんの少し穏やかでスローな仕上がり。

いやぁ。ほんとうによかったのですよ、おじいちゃんの40番。
モーツァルトは、ころころ転がって駆け抜けてゆくイメージがありますが
それだけではなく、しっかりじんわり染み込んでもくる、という不思議な体験。
特に40番では、第3・4楽章がなんともよかったのでした。
凝縮されたメロディーからときどき、こちらにまで美しい破片が届くのです。

今夜は余韻でいっぱい、静かな部屋でこれを記録しています。
あぁ、よい演奏会だったなぁ、と。
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CMでもよく使われてますのでよくご存知だと思います、40番。
ちなみにわたしは短調なら25番も好きです♪

交響曲第40番
交響曲第25番

そして、一番好きなのは第29番です。
爽やかで明るい光がさすようなメロディーです。
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それにしても、
オーケストラって、数だけじゃないのですね。
とってもシンプルな配置でのコンサートでしたが
本当にいい演奏で、鳥肌が立つこともしばしば。

なぜかオーボエの音色が、印象に残っているのだけれども(笑)。

それにしてもモーツァルトは軽やかで本当に気分がよいです。
秋の演奏会に心地よい時間をいただきました。
さすがN響。

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