In Her Shoes

フィギュアスケートを観戦していて
表現力、衣装、大技、完成度などなど、
演技の美しさにはいくつも種類があるものだなぁ、と思った。

曲にのって、ひらひらくるくると
どの選手もため息の美しさだけれど、
私は中でも金妍児選手が雰囲気ごと好きで
透き通りながら硬度もある、
クリスタルのような演技が観られて嬉しかった。

誰もできないような大技はなくても
一度や二度転んでも勝てる鉄壁のプログラム(らしい)を
さらりと滑らか軽やかに滑り高得点をさらっていく、
背景には賢い計算もある、そんな強かさも含めてとても綺麗だと思う。

傷だらけになった彼女の裸足をみたことがある。
(それで気になり始めたというのもあるだけれども←単純)

1位でなければ「負け」と言われるようなハイレベルな競技で
無敗の女王だなどと視線を集めて挑む試合は
それはしんどかったことだろう、
オリンピック後のバーンアウトからこれまでになるには
さぞもがいたことだろう。

涙する彼女にハッとして
転んでよかった、2位でよかったのではないか、と思った。

練習量の多さで有名な浅田真央選手にしても
これまでできていたことができない悔しさや
努力でどうにもならないという壁にぶつかる痛さに
ひどく苦しんだことだろう、もちろん今もたぶんきっと。

まぁ、世界レベルのアスリートの心理など
犬とゴロゴロTVを観ている私にはわかるはずもないのだけれど(苦笑)。

なんにせよ
美しさの裏には痛みがあるものなのだろう、
かっこいい靴が
足にはとても痛いように。

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靴がほしいと思い続けて季節が変わってしまった。
もはや靴ではなくサンダルを選ぶ季節…。
「1Km歩いても靴擦れしないこと」が靴選びの基準だという私に
美は無縁…(^^ゞ

 イン・ハー・シューズ [DVD]
 キャメロン・ディアス, トニ・コレット
 20世紀フォックスホームエンターテイメント

キャメロン・ディアスがどんどんいい女優になっている。
一昨年公開「私の中のあなた」のシリアスな演技もよかった。

この作品もいい。
女性でなくても兄弟姉妹がなくても
誰にでも、しっくりくる物語ではないだろうか。

ラスト近く奔放な妹役のキャメロンが、
ものを読むことの魅力に目覚める、
老人とのやりとりのシーンはとても胸にしみる。

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