春の嵐

春は、芽吹き花咲く季節ですが
それゆえ、目に見えぬ動き始めた空気に
取り残された気持ちに、不安になることも多いのです。
心の中で、ざわざわと何かを揺らす、風になる。

変わらずにあってほしいものや人が、そのままではいられない
大きな力の作用通りになっていく
その、さみしさはたまりません。

華やかに色づきはじめるこのときに
なぜにこんな気持ちにならねばならぬのか
毎年、理由はわからないけれど。

春、それもこの、桜の咲く少し前の季節が
実は、ほんの少し苦手。
この、心の嵐が、とても、苦手。

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ナイチンゲール

勤め先近くの看護学校での卒業式が新聞の記事になっていた。
初々しい、新米看護師さんの姿に
なんとなく、じん、となった。…もうわたしも、若くないのかしら(^^;

ところで、最近の医療現場では
感染源になるからと、ナースキャップを廃止するところが多いけれど
やっぱり、あの、真っ白なキャップを戴くことは
学生の大きな憧れであるはず。
わたしも戴帽式の前の日は白衣を合わせ、鏡の前でどきどきしたものだったなぁ。
今でも覚えている、みんなでくりかえし唱えたナイチンゲール誓詞
原点は、ここだったんだなぁ。

どの看護師さんにとっても、きっとそうであるように
後に別の職種を選んだわたしにとっても、この精神は生きている。

"われはわが力の限り、わが任務の標準を高くせんことをつとむべし"
"わが手に託されたる人々の幸のために身を捧げん"

耳が痛むと同時に、はっとする。
大事なことを、わすれそうになっていたのではないか、と。
ときどき、昔を振り返るのは悪いことではない。

大切なものは、遠くにあってもよく見えるものだから。

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