ただ個人的に一番豆プロで期待してるのは島田だったりする

2017年03月16日 23時50分02秒 | いたづら描き
ちゅう訳で先日触れた豆腐プロレスの百合的な要素がある漫画を改めて。
時系列的には6話の終盤。錦糸町のジャージに着替える直前になります。

本編見ていない人にも伝わるような配慮をしようと思ったのだけどもそうすると
結構な長さになってしまうし、本編を踏まえているとは言え長々と引っ張るオチ
って訳でも無いので4ページに無理やりまとめたら逆に詰め込みすぎた感・・・。
まあ貼る前に長々と言うのもアレなのでとりあえず先に漫画の方を貼りますね。
















百合的な要素がある漫画を描くと自分は往々にしてツンデレとわんこ属性だったりとか
上の漫画でも薄らと描いたようなヤンキーと優等生キャラの組み合わせになっちゃって
大体女の子然したキャラに強く出れなかったり、篭絡されるのを男の子的な照れ隠しで
ごまかす的な展開になりがち。なので今回は本編でやるような照れ隠しの外しギャグを
真似たオチにしてみました。

豆プロの心地の良い所は本筋は真面目にやっているけれど話の要所要所で外しギャグを
挟んでクサくなりそうな展開を中和している所。単純なコメディー的な外しも良いけど
プロレスのギミックを使った中和はもっと良い。極めつけは5話なんだけど痛みを伴う
友達同士の本音をぶつけあいを逆水平を通してやっちゃうとか中和するとか通り越して
馬鹿馬鹿しくて愛おしくすらある。例えばここで本音ぶつけあった上での仲直りとかも
普通だったらハグして仲直りとかを普通思いつきそうだけども、ここでヘッドロックを
持ってくる劇中のキャラ同士の照れ隠しであったり、作る側の照れ隠しにも見える様な
展開であったり…が豆プロならではの手触りの良さとも言えるんじゃないでしょうか。

逆水平の打ち合いからヘッドロックで萌えるのなんて後にも先にもこれだけだろう・・・。

漫画の補足でも書いた通り男の子的なの照れ隠しに俺はどうも弱いらしく。
前に萌え語りの記事でもそれらしくは書いたのだけども、そういう立ち回りのを女の子が
やる事で男同士・女同士でやった場合に生まれる嫌な部分を大体とっぱらったご都合的な
空気が出来る。そしてそれが色濃い豆プロはたまらんって訳なのです。

この漫画を描くきっかけの6話も木崎っちのいじらしさにキュンとしたからに他ならず。
根は良い奴(母親と仲良いっぽいのもポイント高い)なんだけどグレて孤立してた時期に
一番自分を悪く見ていたであろう優等生的なポジションのなおちゃんに懐かれて内心じゃ
嬉しかったんだろうけど・・・ってのがもう随所に見えるのが非常に良いね!たまらんね!

木崎っちのいじらしさも良いんだけど、なおちゃんのあのわんこっぷりも非常に良い感じ。
わんことは書いたけども受身側になると、途端にバブみを感じさせる懐の深さとか余裕が
あったりもして木崎っちの照れ隠しが余計に際立つのもまた良い!

良い!良い!照れ隠しを若干柳に風されてるとこまでセットで良い!最高ですねっ!



あとこれは話の良さに含めるのは反則だとは思うんだけど放送直後にツイッターで
本人が上げてたオフショットでも高まっちゃって。5話の逆水平見た後もよっぽど
ブログで騒ごうかと思ったり、いっそ漫画描いたろうかと思いつつも自分ひとりで
騒ぐのもなんか恥ずかしいなとセーブしてたけどこのオフショットで限界だったね。

・・・ってこの記事でも結局萌え語りになってるので一応お話の触れます。

ぶっちゃけお話そのものは真新しい要素がある訳でも無く手放しで褒めるほどでもない。
けれども落ちこぼれ道場からの復活という成りあがりとそれに加担していくキャラ描写の
地固めを手堅く積み重ねているし(気になる部分も多いんだけどね)並行して白金ジムの
試合を流してくれるから、ここから埋めていく技術的な差なり社会的な認知度の差なりが
解るのも安心して見れるポイントでもあると思います。

そして豆プロの面白い部分としてアイドルのドキュメンタリーの側面があるって事ですね。
上で技術的な差とは書いたけれど白金ジムで試合している連中はグループの中でもフィジカルが
特に優れていて、撮影に入る前の段階で講師であり元・プロレスラーでもあり整体師でもあり
新日本プロレスの解説もしているミラノコレクションATからお墨付き貰っている面子が多い。

対して主人公サイドの錦糸町道場の面子は半ば意図的に運動神経無い人を多く配役してるから
本当に差がある訳ですよ。白金ジムの試合も要所要所でカットバックされるんだけどしっかり
プロレスの試合っぽく見えてるし、特に腕を取った後のハイスパートの攻防なんかはそれこそ
拍手起きる様なレベル。特にオクトパス須田のムーブなんて素で見入ってしまったから邪道な
見方ではあるんだけど劇中の成長と本人の成長を重ね合わせて見る事が出来て面白い・・・と。

AKBとそれに連なるグループのドキュメンタリー映画は何作かあってどれも面白いけども
裏まで踏み込みすぎたり本人の努力じゃどうにもならん事もあって重いし辛い内容も多い分
そこら辺をオミットした体育会系のドキュメンタリーになってる。上で話としては手放しに
褒めれるほどでは無いとかオフショット含めるのは反則だとか本人とキャラの成長を重ねて
見るのは邪道な楽しみとか書いちゃったりしたけど、多角的な見方を用意してくれてるのが
豆プロの魅力のひとつではあると思います。



この辺は公式がようつべに定期的にあげているメイキングと舞台裏番組とセットで見ると
より重なり合わせが出来て楽しい。何気に見ているプロレスの技術的な事を初めてこれで
知ったりした部分もあったし、講師のミラノコレクションAT萌え番組として中々新鮮な
内容だったりもしたりして。

多角的な見方ができるとか言い方を変えれば本編だけじゃ稚拙過ぎて見せられないとも
言えるんだけど前に書いたようにプロレスの面白さとは嘘の共有と行間を読む事であり
アイドルの魅力は過程のドキュメンタリー的な面白さにあると思っている自分にとって
技の説得力の無さという嘘の部分をドキュメンタリーで保管し過程を見せる豆プロは
今まであんまり無かったような面白さを感じてて。それに加えて漫画と萌え語りでも
書いた様なたまらん展開もあるのだから・・・結構キテる感じなんですけど案の定
世間的な反応はそんなんでもなくて少し溝を感じてるのです。

なもんでちょっと取っ掛りにでもなればいいなと思って漫画を描いてと記事も書いたのよ。
そして今後の展開次第ではまた漫画描く可能性があるので、興味が無くてもその時は広い心で
見逃して下さいなというお断りの意味合いも含めた記事でございました。
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