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イヌホオズキ

 TBS系列の日曜劇場 『南極大陸』 で、南極越冬隊と南極に取り残された犬達が感動的に描かれている。第一次南極観測隊が “宗谷” に乗って出発した1956年はちょうど私が生まれた年。そのためタロ、ジロの話は、小学生になってから聞いたものと記憶している。その頃私の父親が仕事の関係から、どこからかこぶし大ほどの南極の石を貰ってきて、永らく我が家の白黒テレビの上に鎮座していた。残念ながらその石はいつの間にか所在不明になり、今ではもしかしたら実家の近くの路地にでも転がっているかも知れない。
 写真は、朝の冷え込みで凍りついてしまった「イヌホオズキ(犬酸漿)」。花期は10月頃までだろうが、天気が良くて咲いてしまったのだろう。イヌホオズキはナス科ナス属の一年草で、別名は「バカナス(馬鹿茄子)」。役に立たないのでイヌやバカなど、可哀想な名前を付けられてしまったが、天国でタロ、ジロが聞けば、きっと悲しむことだろう。
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