サイトの三野博司先生のロジェ・グルニエ会見記(季刊誌『流域』からの転載)に『デュ・バック通りのロジェ・グルニエ』が加わりました。
先生の文章と写真を地図と照合してみました。
ガリマール社の住所 5, Rue Sébastien-Bottin (Google地図)
Quai de Conti(アカデミー・フランセーズ)やPlace Beauveau(内務省)のように地名による換喩が一般化した例は珍しくありませんが、出版社ではまずガリマール社が思い浮かびます。
季刊化された「NRF」の新編集長としてミシェル・ブロードーは
?…j'insiste sur le désir d'ouverture de la revue. Il ne s'agit pas d'être une sorte de bulletin de la rue Sébastien-Bottin et de ne faire place qu'aux auteurs Gallimard.?
雑誌を開かれたものにしたい、これは強調しておきます。一種のセバスチアン=ボタン通り会報、ガリマール社の作家しか入れないような場にするつもりはありません。
(? La Nouvelle Revue française ? devient trimestrielle Le Monde 08.01.99)
スイユ社が一般公募したミステリ短編集はLes crimes de la rue Jacobとして出版されています。