バラ科のオオシマザクラです。
伊豆諸島から房総半島に自生する落葉の高木、日本固有の野生種です。
高さは10から20メートル、「ソメイヨシノ」は「エドヒガンザクラ」と「オオシマザクラ」の交配種とされます。
花がさくのと同時か、少し遅れて葉が開きます。
花は1か所から花柄をのばして3から4個の花がさきます、白色の花弁が5枚、雄しべは多数です。
受粉した花は初夏に紅色の果実になり、熟すと黒色になります。
雄しべの花糸と花弁の付け根は、黄緑色からうすい紅色に変化します。
葉は互生、葉柄を持ち、先端が少しのびてとがり、卵形でまわりには鋸歯があります。
葉は塩漬けにして桜餅に使われます。