マメ科のシロツメクサがさいていました。
まだ空地一面とはいきませんが、日当たりの良い場所で見つけました。
ヨーロッパ原産の多年草、明治時代に牧草として輸入されたものが野生化して全国で見られます。
株から茎が数本、放射状に地上をはってのびます。
茎の節から根を下ろし、葉柄が立ち上がって3小葉の葉が広がります。
小葉が4枚のシロツメクサは「幸せの4っ葉のクローバ」として珍重されます。
小葉はほぼ円形、まわりには細かな鋸歯があり葉先が少し凹みます。
小葉をハート形に書いてあるのは「カタバミ」の見間違いでしょう。
葉より少し高く花茎が立ち上がります、茎の先に白色のマメ科の花が30から50個、球形に集まった花序がつきます。
花弁は5枚、雄しべは10本、受粉のあとも花弁は残り花は下向きに垂れます。
江戸時代にオランダから輸入されたガラス器の詰め物に使われていたので、白い花の詰める草でシロツメクサとよばれるそうです。