毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「菏澤にまた春が」No.2206

2018-03-13 08:42:39 | 中国事情

菏澤で3回目の春が来ました。

数日前より、キャンパス沿道にそびえる高い木々から

毛虫状の花がボタボタ落ちてきています。

まもなく、白楊の白い綿がキャンパスを覆い、

マスクとサングラスが欠かせなくなります。

先週から一気に気温が上がり、今日は25℃ー12℃です。

しかし、明後日から12℃ー3℃に下がるそうです。

気温の変化が日本の大阪より激しい菏澤ですが、

中国的には温暖で湿度も低く、快適な気候の土地です。

 

 

芽吹く中庭の木々。

 

静かに立つのは地元出身の文学者王禹偁(954~1001)の像です。

「済州鉅野(山東省鉅野)生まれ。

北宋初期の著名な文学者。

剛直な性格で果敢に直言し、国事に強い関心を持ち、

何度も上疏して時事を論じては為政者の機嫌をそこね、三度も左遷された。

農民の家庭に生まれ、太平興国八年(983)、進士に及第。

端拱元年(988)には右拾遺・直史館に抜擢されたが、

しばしば上書し直言するなど、その剛直さのゆえに数度にわたり左遷された。(以下略)」

(http://taweb.aichi-u.ac.jp/toyohiro/wang%20yucheng%20cunxing.html)


像の向こうに佇み、ひたすら暗唱練習している学生の姿が清清しいです。

(曇っているのは空気の質が悪いため。酷い日には石炭臭がします)。


清清しい学生もいれば、春真っ盛りのカップルも(笑)。

 

キャンパスのそこここには職員家族や退職老師などが

ゆったりとくつろぐ姿も見られて、

「若者だけの砦」みたいな感じは全くありません。

中国の大学の大きな特色の一つです。


一昨日の日曜日、図書館やショッピングに出かける学生たち。

私もキャンパスの外のおいしいパン屋さんで食パンを買いました。

コメント (2)
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