菏澤で3回目の春が来ました。
数日前より、キャンパス沿道にそびえる高い木々から
毛虫状の花がボタボタ落ちてきています。
まもなく、白楊の白い綿がキャンパスを覆い、
マスクとサングラスが欠かせなくなります。
先週から一気に気温が上がり、今日は25℃ー12℃です。
しかし、明後日から12℃ー3℃に下がるそうです。
気温の変化が日本の大阪より激しい菏澤ですが、
中国的には温暖で湿度も低く、快適な気候の土地です。
芽吹く中庭の木々。
静かに立つのは地元出身の文学者王禹偁(954~1001)の像です。
「済州鉅野(山東省鉅野)生まれ。
北宋初期の著名な文学者。
剛直な性格で果敢に直言し、国事に強い関心を持ち、
何度も上疏して時事を論じては為政者の機嫌をそこね、三度も左遷された。
農民の家庭に生まれ、太平興国八年(983)、進士に及第。
端拱元年(988)には右拾遺・直史館に抜擢されたが、
しばしば上書し直言するなど、その剛直さのゆえに数度にわたり左遷された。(以下略)」
(http://taweb.aichi-u.ac.jp/toyohiro/wang%20yucheng%20cunxing.html)
像の向こうに佇み、ひたすら暗唱練習している学生の姿が清清しいです。
(曇っているのは空気の質が悪いため。酷い日には石炭臭がします)。
清清しい学生もいれば、春真っ盛りのカップルも(笑)。
キャンパスのそこここには職員家族や退職老師などが
ゆったりとくつろぐ姿も見られて、
「若者だけの砦」みたいな感じは全くありません。
中国の大学の大きな特色の一つです。
一昨日の日曜日、図書館やショッピングに出かける学生たち。
私もキャンパスの外のおいしいパン屋さんで食パンを買いました。