SHIROBAKO、いい話だったねー。
まぁ、物語の山場は前回の最後のずかちゃんアフレコの場面だったので、最終話は落ち穂拾い的後日談、というか、カーテンコールだったのだけど。
最後を、宮森のスピーチで締めたのは、あざとかったけど、でも、王道w
なので、納得できる。
あと、関係者一同が全て登場する、という幕切れは、マジでカーテンコールっぽくてよかった。
基本的には、シリーズ通じてとっても満足できて楽しめた。
といった上で、あえて記すと、やっぱり、1クール目の方が面白かったかなー。
まぁ、1クール目は、新人宮森の成長物語を、基本的に宮森目線で追っていく、というものだったから、その分、物語に密度があるなーと感じたし、実際、12話は、シリーズを通じて最高の出来だったと思う。文句なく神回。
それに比べると、2クール目の展開は、デスクとしての宮森が、いろいろな関係者の生き様をスケッチしていく、という構成をとりながら、いわばアニメ制作業界の裏話的なものを描写する方向に移ってしまったので、その分、内容が散漫になってしまった。
まぁ、その散漫さを物語としてつないでいたのが、1クール目であまり描写されなかった、りーちゃん、みーちゃん、ずかちゃん、ってことで。
とりわけ、ずかちゃんは最後に報われるんだよね?という期待と不安が、最後までSHIROBAKOという物語世界に関心をもたせ続けた一番の駆動力だった。
とはいえ、それがちょっとあざとすぎたかな、というのが正直なところ。
特に、23話の、無理やりひねり出した、ルーシー爆誕!、という感じの新キャラ登場は、そのあまりのご都合主義的な展開のために、木下監督をギャグにして夜鷹書房に乗り込む、という展開になってしまって、実は、ちょっと呆れてた。
どうなのだろう、最終話の直前回で、あんなに宮森たち以外のキャラに焦点を当てる必要があったのだろうか。
もちろん、それゆえ、最後のずかちゃんのルーシー役へのアフレコ場面が、印象的なものにはなるのはわかるのだけど。
要するに、尺が、あと、1話、ないし、2話足りなかったかな、という印象が拭えない。
多分、最終話近辺で見たかったのは、宮森たち5人が、たとえ一堂に会することはなくても、もっとやりとりしているところだったように思うので。
で、そのための尺を確保すべきだったということを含めて、正直なところ、平岡の扱いは不要に長かったと思う。彼の更生も、よくわからないうちになされていたし。
ということで、どうも2クール目は、アニメの制作現場ってこんなに汚いんだぜ、でも頑張ると輝くんだぜ、みたいな、社会派のメッセージが込められているように見えたところもあった。
で、その分、宮森たちに割くべき尺が減らされた感じはする。
まぁ、じゃ、宮森たちの何を描くの?となると難しいんだけどね。
だから、2クール目がこういう展開になったのもわかるんだけどね。
そういう意味では、最終話最後の宮森のスピーチが、彼女がデスクという製作総指揮的立場からのものだから仕方ないのだけど、なんだか、視聴者がシリーズを見終わった後でゆっくり感じるべき感想を、性急に代弁してしまっているところが、やっぱり苦しかったかな。
つまり、あそこの宮森の言葉で、SHIROBAKOの感想が押し付けられてしまったようで。
あくまでも、制作のサポート、でしかない故に、厳しいというか。
一歩間違えると、平岡や茶沢のような、ダメな仲介役に陥る可能性がある、曖昧なポジションだから。
その点で、シリーズ通じての瀬川さんのブレの無さはよかったし、彼女がいないと、宮森の心理描写ももっとぶれていたのだろうな、と思う。
ということで、そのあたりの人物配置は、ドラマを作る上では上手いと思った。
あとは、チャッキーネタね。
あんなに、シリーズを通じて生きるネタとは思わなかったw
ともあれ、この作品のお陰でアニメの制作に対するリテラシーが底上げされたのは確かなのだろうな。
で、二期はあるのか?
ほんとに、ツーピース(笑、を制作するのか?
それとも、いっきに、宮森たちがアラサーになって、中堅として活躍するような展開にあなるのか。
それはそれで楽しみ。
ともあれ、いろいろ考えてしまうのは、やはり面白かったからで。
水島監督以下スタッフの皆さん、お疲れ様でした。
とてもおもしろかったです。
あー、やっぱ、続きがもっと見たいかもw
まぁ、物語の山場は前回の最後のずかちゃんアフレコの場面だったので、最終話は落ち穂拾い的後日談、というか、カーテンコールだったのだけど。
最後を、宮森のスピーチで締めたのは、あざとかったけど、でも、王道w
なので、納得できる。
あと、関係者一同が全て登場する、という幕切れは、マジでカーテンコールっぽくてよかった。
基本的には、シリーズ通じてとっても満足できて楽しめた。
といった上で、あえて記すと、やっぱり、1クール目の方が面白かったかなー。
まぁ、1クール目は、新人宮森の成長物語を、基本的に宮森目線で追っていく、というものだったから、その分、物語に密度があるなーと感じたし、実際、12話は、シリーズを通じて最高の出来だったと思う。文句なく神回。
それに比べると、2クール目の展開は、デスクとしての宮森が、いろいろな関係者の生き様をスケッチしていく、という構成をとりながら、いわばアニメ制作業界の裏話的なものを描写する方向に移ってしまったので、その分、内容が散漫になってしまった。
まぁ、その散漫さを物語としてつないでいたのが、1クール目であまり描写されなかった、りーちゃん、みーちゃん、ずかちゃん、ってことで。
とりわけ、ずかちゃんは最後に報われるんだよね?という期待と不安が、最後までSHIROBAKOという物語世界に関心をもたせ続けた一番の駆動力だった。
とはいえ、それがちょっとあざとすぎたかな、というのが正直なところ。
特に、23話の、無理やりひねり出した、ルーシー爆誕!、という感じの新キャラ登場は、そのあまりのご都合主義的な展開のために、木下監督をギャグにして夜鷹書房に乗り込む、という展開になってしまって、実は、ちょっと呆れてた。
どうなのだろう、最終話の直前回で、あんなに宮森たち以外のキャラに焦点を当てる必要があったのだろうか。
もちろん、それゆえ、最後のずかちゃんのルーシー役へのアフレコ場面が、印象的なものにはなるのはわかるのだけど。
要するに、尺が、あと、1話、ないし、2話足りなかったかな、という印象が拭えない。
多分、最終話近辺で見たかったのは、宮森たち5人が、たとえ一堂に会することはなくても、もっとやりとりしているところだったように思うので。
で、そのための尺を確保すべきだったということを含めて、正直なところ、平岡の扱いは不要に長かったと思う。彼の更生も、よくわからないうちになされていたし。
ということで、どうも2クール目は、アニメの制作現場ってこんなに汚いんだぜ、でも頑張ると輝くんだぜ、みたいな、社会派のメッセージが込められているように見えたところもあった。
で、その分、宮森たちに割くべき尺が減らされた感じはする。
まぁ、じゃ、宮森たちの何を描くの?となると難しいんだけどね。
だから、2クール目がこういう展開になったのもわかるんだけどね。
そういう意味では、最終話最後の宮森のスピーチが、彼女がデスクという製作総指揮的立場からのものだから仕方ないのだけど、なんだか、視聴者がシリーズを見終わった後でゆっくり感じるべき感想を、性急に代弁してしまっているところが、やっぱり苦しかったかな。
つまり、あそこの宮森の言葉で、SHIROBAKOの感想が押し付けられてしまったようで。
あくまでも、制作のサポート、でしかない故に、厳しいというか。
一歩間違えると、平岡や茶沢のような、ダメな仲介役に陥る可能性がある、曖昧なポジションだから。
その点で、シリーズ通じての瀬川さんのブレの無さはよかったし、彼女がいないと、宮森の心理描写ももっとぶれていたのだろうな、と思う。
ということで、そのあたりの人物配置は、ドラマを作る上では上手いと思った。
あとは、チャッキーネタね。
あんなに、シリーズを通じて生きるネタとは思わなかったw
ともあれ、この作品のお陰でアニメの制作に対するリテラシーが底上げされたのは確かなのだろうな。
で、二期はあるのか?
ほんとに、ツーピース(笑、を制作するのか?
それとも、いっきに、宮森たちがアラサーになって、中堅として活躍するような展開にあなるのか。
それはそれで楽しみ。
ともあれ、いろいろ考えてしまうのは、やはり面白かったからで。
水島監督以下スタッフの皆さん、お疲れ様でした。
とてもおもしろかったです。
あー、やっぱ、続きがもっと見たいかもw