BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

コードギアス 奪還のロゼ 第1幕『雪解-Melting Snow-』 第2幕『氷壁-Ice Wall-』 感想: 「反逆のルルーシュ」を見た人ならニヤニヤしないではいられないオマージュの集成w

2024-07-02 18:45:08 | Weblog
『復活のルルーシュ』の4年後の世界という触れ込みで始まったギアスの後日譚。

『アギト』のこともあったので期待せずになんとなく見始めたのだけど、話が進むたびに、あー、これ、ギアスのファンがギアスの続きを作ったんだなぁ、と思わずにはいられないギミックがそこかしこに埋められていて、思わずニヤニヤしてしまった。

なんていうのかなー、『奪還のロゼ』を見てるのに、脳内では『反逆のルルーシュ』のあのシーンとかこのシーンとかが勝手に想起されて再生されている感じ。

だってさ、そもそも、主人公の「ロゼ」が「ゼロ」の反転じゃないw

で、「ゼロ」の反転ってことは、つまり「ロゼ」は仮面でしょ?って思ってたら、本当に仮面wで、ロゼの下には、皇サクヤ、という本当の顔、しかも女性の顔。

ブリタニアの男子だと思っていたら、その素顔は、日本人の女子だった、というギミックw

しかも、そのロゼならぬサクヤが用いるギアスが「絶対遵守」の力って、まんまルルーシュじゃん、ってことでw

しかし、あれ、ロゼの素顔がサクヤってことは、ロゼを弟と言っているアッシュって絶対他人だよな、と思ってたら、案の定、サクヤがギアスで、ロゼと弟と信じさせていただけだった。

で、偽兄弟といえば、ルルーシュとロロじゃんのパクリじゃん!とかねw

しかも、そのアッシュは、サクヤの実父の敵っていうのだから、微妙にスザクの父殺し設定も密輸入されていて、もう、お腹いっぱいw

まぁ、こんな設定ばかりでw

でもまぁ、仕方ないよね、物語そのものが、ルルーシュがブリタニア帝国を倒したあとに、それに納得できないブリタニア貴族の残党が、ネオ・ブリタニアを興して北海道を占領し、再び「イレブン支配」をした世界なのだから。

だから、基本的に「反逆のルルーシュ」のストーリーをなぞる感じで物語が進んでいる。

もちろん、全部同じってわけではないけど、基本的に:

(ネオ)ブリタニアの支配に抵抗するイレブン(日本人)のレジスタンス

その日本人側のトップが皇家(分家だけど)

そこに、ゼロのようにギアスを使ってゲリラ的に勝利を収める「ロゼ」

そのロゼの実働戦力として、スザクのように驚異的なナイトメアフレームによる戦闘力を示す「アッシュ」

さらには、囚われのレジスタンス頭領である黒戸は、「反逆」の藤堂だし、

レジスタンス側の腕利きの女性ナイトメアフレームパイロットの琉高ハルカは、まんま「反逆」のカレンだしw

そうやって意図的に「反逆のルルーシュ」を彷彿とさせる展開にしている。

で、どうやらそもそもロゼ/サクヤにギアスを与えたのもL.L.(エルツー)、つまりはルルーシュってことだから、もう何だよ、それ!って思う。

でも、どうやら、サクヤの亡くなった母というのが、実は、皇帝シャルルの第1皇女、つまりルルーシュの姉だったらしいので、となると、サクヤって、ルルーシュから見たら血縁のある姪になるわけでw

そりゃ、ルルーシュがギアスを授けるよなぁ、って納得したよw

主人公が女性のサクヤで、物語の根幹が、彼女の影武者であるサクラを救い出す、というのは、なんだか『リコリス・リコイル』みたいで、いかにも2020年代のギアス、って感じだけどねw


ということで、なんか気分的には、『スター・ウォーズ』を子どものころに見てふぁんになったJJエイブラムスが、リブートした『スター・ウォーズ』の第7作を製作したのに近い感じw

そういう意味では配信が「ディズニープラス」なのは、出来すぎた話w


・・・と、まぁ、こういう感じなので、「奪還のロゼ」を見ながら同時に「反逆のルルーシュ」も思い出しながら楽しめる、という意味で、よくできたファンムービーとなっている。

なので、続きが楽しみ。

これどこかで、ルルーシュ、もとい、L.L.やC.C.も登場するのかな?

一応、シュナイゼルやコーネリアは活躍しているみたいだけどw

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無職転生 II 〜異世界行ったら本気だす〜 第24話 『嗣ぐ』 感想: ひたすら「正論ノルン」が鬱陶しかった2期最終話w

2024-07-02 11:43:19 | 無職転生
感想2もあります)

とにかくノルンがウザかった最終回。

一番、子どもらしいといえば、子どもらしいけど、それも含めて、アイシャに「ノルン姉は何も考えないうちに喋っているだけ」と見透かされているのも御愛嬌。

まぁ、しかし、シルフィがロキシーを受け入れるのは、シルフィの祖母がエリナリーゼであることをふまえれば、十分予想のできたことだし、シルフィの若干の憤りをノルンが代弁していたと思えば納得の展開w

それよりもなによりもビックリしたのは、誰も、ルーデウスの左腕がなくなったことに大して驚いていないところw

いやー、それはさすがに無慈悲に過ぎない?

なんかね、そういう初動の反応が、この物語、ときどき常識から外れてるなぁと思って、やっぱり作者が、ちょっと世間のことをわからないおかしな人なんだろうなぁと思ってしまうところ。

まぁいいんだけどね。

しかし、シルフィの出産シーンもあれだけだし、ロキシーとの結婚シーンは端折られるし、なんかこれだと、ロキシーがマジで愛人から昇格した2号さんみたいで、気持ち悪いな。

一夫多妻は問題ない世界観なら、そこはもっと正式にみんなでパッと祝ってやればよかったのに。

いや、そういうところも、なんか無理やり陰湿な雰囲気に持ち込んでいるように思えて、やっぱり、作者、変人なんじゃない?って思ってしまうw

まぁ、とにかく、迷宮篇が終わってみれば、父が無くなり娘を得て、ルーデウスが父になることを決意した、正確には、中の人である「前世の人」が父になることを選択した、ということだけど。

やっぱりこれ、前世の人が、前に出すぎるから気持ち悪いんだなって、痛感。

だってさ、前世でとことん、人間のクズだったヒキニートの30代髭面小太りおっさんが、転生した先で、チート能力を神にもらい、妻を二人娶り、子どもも得た。

しかも「嗣ぐ」という今回のタイトル通り、パウロからいわば「グレイラット家」の家督を継いで、パウロが残した家族をすべて家長として面倒を見ることになった、っていうのだから。

クズニートだった前世から見たら、大出世じゃん!ってことで。

今で言う「インセル」の一人だった前世の男が、、願望を叶えてるってことでしょ?

どれだけ、ダメ人間のオタクの願望を全反映させているんだ、と思わないではいられず、いや、マジで気色悪い。

これね、やっぱり、前世の人を出し過ぎなんだよね。

杉田の声のボイスオーバーをなくせば、もっとだいぶましになっていたはずなのに。

あの小太りのデブの存在がちょくちょくでてくることで、展開だけならいい話のファンタジーを台無しにしている。

ていうか、あのメガネデブが、ルーデウスというアバターを操作しているように見えるんだよね。

完全な二重人格。

それにやたらと家族アゲをしてくるところも、Keyの『CLANNAD』みたいで、あー、これ、要するにエロゲーユーザーの願望が反映された作品なのね、と思わされてとにかく萎える。。。

どうやら3期もやるようだけど、どうなのだろう。

ていうか、いままで「パンツ神」として拝んでいた師匠を妻に迎える時点で、すでに十分、倒錯していると思うのだけど、そこは、だれも突っ込まないのかね?

相当気持ち悪いと思うのだけど。

3期で、同じくロキシー信者(ただしフィギュア)のザノバあたりがどういう反応をするのか、ちょっと気になる。


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