サントリー金麦CMの巧妙な狙い

サントリーの金麦の最新のCMを今初めて見ましたが

これが中々の”曲者”です。


男性（より正確に言うならば同性愛者でない男性）なら

見れば殆どの人が、少し心ときめくのではないでしょうか。

（実際には、ロングスカートがほんの少しひらめくだけですが・・・）


こういう表現からも分ると思いますが

このCMは性的感覚にアピールするものです。


「金麦」のCMとしては初めての路線だと思います。


もっとも、えも言われぬ魅力的な雰囲気（一昔前の表現なら「癒し系」）

を持った壇れいさんを起用する事自体既に男性向け重視であるというのは

酒のCMとしてはしごく当然の事です。


ここでもう一つ付け加えるのならば

CMだけに（また、女性の飲酒も増えていることからも）

女性の反感を買いそうな女性（例えば杉本彩さんなど・・・）の採用は

ありえないという判断が当然あるでしょう。


要するに、「敵」を作らないためにはあまり媚を売ってはいけないのです。

幅広い層にアピールしようとしたら”突出”してはいけないのです。


人間の「反感」や「妬み」には底知れぬものがあるものです。

憎いね、ユニクロ社長

ユニクロを運営するファーストリテイリングが

傘下の「ジーユー」で何と９９０円のジーンズを発売したと発表して

話題を呼んでいます。


元々「ジーユー」では、ユニクロの３分の２程度の価格で

販売してきたそうですが、今後同店の全商品の約８割を

ユニクロの半値以下に下げるようです。


今回のジーンズは、中国製の生地をカンボジアで縫製加工して

コストダウンを図ったとのことです。


ユニクロの柳井社長は

　　　「このジーンズは爆発的に売れるだろう。

　　　　ユニクロは『最高品質を手ごろな値段』で

　　　　ジーユーは『まあまあの品質を最低価格』で提供する」

と述べたそうです。


しかしこの「ユニクロは最高品質を・・・

ジーユーは・・・最低価格で提供」というキャッチフレーズは

なかなかうまいなあ。



ところで私はジーユーについて知ろうとして

先程ホームページにアクセスしようとしたら

何と混雑していて接続できませんでした。


このぶんだと多分、社長の言うように

相当売れそうですね。

　

シティの口先介入？

昨日のアメリカ株式市場の反応には随分驚かされました。

何と３７９ドルもの大幅上昇。


理由として上げられていたのは主に

　　①　シティのCEO(最高経営責任者）が「１・２月は営業黒字」と説明

　　②　バーナンキFRB議長が「時価会計の見直しを示唆」

　　③　民主党の大物議員が「空売り規制強化に言及」

などです。


しかしこの程度の発言でこんなに上げるのは

いささか尋常ではないという気が私にはします。


さすがに今日の日経新聞・夕刊・４面には、シティの「黒字」に関して

「額面通りには受け取れない」とありました。


また今日のラジオNIKKEIでのアンケートでも

聴取者の反応は半信半疑ならぬ「二信八疑」のようでした。


さらにキャスターの記者も、その立場上、極めて控えめではありましたが

疑問を呈していました。


大体あの程度の事で「金融システム不安がやや後退したとの見方」をする人

なんか殆どいないでしょう。


このように誰もがまともに信じてはいなくても

上がるのに便乗する人は結構いるものだし

上がる以上は空売りの買戻しを迫られる人もいるわけです。


こういう時はまさに絶好の空売りチャンスでしょう。


最近ボラティリティ（変動率）が小さくて妙味が薄かったのですが

久々に面白い相場でした。


さて明日以降、果たしてどうなることやら・・・。

巨人戦中継・今昔物語

聞くところによると、日本テレビの巨人戦中継が

今年は何と２６試合に減るそうです。


ここ数年視聴率がガタ落ちだということは聞いていましたが

それにしてもここまで減るとは驚きました。


昔、長嶋監督時代に成績低迷で視聴率が下がったことはありましたが

ここ２年はセリーグ首位だというのにこれは何故か？


私の考えでは、これは端的に言って巨人ファンが減少しているのだと思い

ます。


それが証拠に今回のＷＢＣの視聴率は高いそうで

野球ファンが減ったとは言えないのではないかと思います。

（但しこれは私の想像であって、検証はしていません。）


大ざっぱに言えば、以前は野球ファンのかなり多くが巨人ファンだったのが

最近は日本ハムの北海道、ソフトバンクの福岡、ロッテの千葉など

地域色を出した球団の人気が上がっていることからも伺えるように

人気の多様化が進んでいることが、最大の原因のように思います。


しかし私に言わせれば、これが自然で当たり前の状態であって

巨人人気の寡占状態だった以前の状態が極めて異常であった

ということにすぎないのです。


なにしろ当時は、子供の人気のある対象として

「巨人・大鵬（当時圧倒的人気の横綱）・玉子焼き」という言葉が流行りました。


しかし当時は「アンチ巨人」という言葉も流通していました。

それくらい巨人が強かったし、巨人ファンも多かったのです。


ところが今では「アンチ巨人」と言う言葉は殆ど聞かれません。


なにしろ以前は、巨人戦の中継は平日のデイ・ゲーム（主に地方での試合）

をも含めて、ほぼ全試合を放送していたのですから

まさに今昔の感があります。


巨人ファンが、無料の地上波テレビでほとんどの試合を見られた一方で

他球団のファンは（特にパリーグの試合はＮＨＫ以外では

全くと言っていいほど放送はなかったのです。

その点、セリーグの球団は巨人戦の時だけはテレビで見られました。


但しこれには少々注意が必要で、それは阪神の関西、中日の名古屋などでは

地元球団の試合をかなり放送しているようです。）


有料放送のＣＳが始まるまでは「情報鎖国」状態が当たり前だった

ということは、今では結構忘れられているように思います。

名古屋女子マラソン・藤永の頑張りに感動

やはりこれがマラソンの醍醐味でしょう。


今日の名古屋国際女子マラソンを見ていて

私は改めてそう思いました。


＜３５キロ過ぎでドンデン返しが起こる。＞


一時は、このまま逃げ切って圧勝かと思われていた選手が

ちょっと信じられないような急激な減速を見せて

後続の選手にみるみる抜かれて行く。


マラソンというスポーツの極めて残酷な一面を見せるのである。


それまで耐えに耐えてきた選手が着実に差を縮めてきて

ついには抜き去って行く。


今日のレースを見ていて私は、同じく大逆転があった昨年秋の

東京国際女子マラソンの尾崎好美選手を思い出しました。


しかし今日の藤永選手は、たびたび離されながらも

追い付いて来たという点で、特筆物だと思います。


陸連関係者の沢木氏、瀬古氏、有森氏が藤永選手の粘り強さを

絶賛していたのが印象に残りました。

WBC ・イチローの存在感のすごさ

今日のＷＢＣの対韓国戦での日本チームの戦いぶりは

多くの日本チームファンにとって、安心して見ていられる数少ない試合

だったと思います。


しかし韓国の先発投手の不調は不思議なほどでしたが

”若さ”が出たのでしょうか。


今日は村田のホームランも立派ですが

何と言ってもイチローの１回の先頭打者ヒットと

2回のバントヒットが圧倒的に韓国にダメージを与えたと思います。


これには、さすがイチローと言うしかないでしょう。


中国戦で５打数ノーヒットで、周りを随分と心配させたものですが

さすが「やる時はやる」ことを見せてくれて

当然評価はうなぎ上りでしょう。


多くの日本人の感想は、私が推察するには

「韓国ってこんなに弱かったの？」というものだと思います。


しかしながら、松阪が２ランホームランを打たれている事を

忘れてはいけません。


この圧倒的な勝利で、世間では楽観的な見方が広がると思いますが

私はむしろそこに、危険が潜んでいるような気がします。


人間というものは、警戒している時には比較的（相対的）に安全なものだが

気を緩めるとあっという間に転落するということを何度も繰り返している

のではないですか。

岩隈投手の５０年ぶりの記録

楽天の岩隈投手の昨シーズンの活躍は驚くべきものでしたが

被本塁打数が３だということには、私は気が付いていませんでした。


今日の日経新聞・夕刊によると

投球回数２００回以上で３本以下というのは

なんと５０年ぶりの快挙だそうです。


なにしろ、私の応援して止まない中日では、昨年４月の巨人戦で

「エース・川上」が１イニングに３本も打たれたのです。

（あれは確か３人連続だったような気がするが・・・

正しくはアメリカの川上に聞いてください。）


同じエースでも、打たれたホームランが１イニングと１シーズンが同数

というのはスゴイ違いです。（当たり前）


私はパリーグは楽天を応援しているので、昨年は途中までは

結構愉しませてもらいました。


野村監督も、数少ない好きな監督の一人です。


中日の落合監督も好きな監督ですが、最大の欠点は

愛想の悪さです。


これは真の意味でのプロ意識の欠如です。


プロという職業は、自分の売るものを買ってくれる相手（客）に対する

サービス業なのです。


落合監督のサービス意識は最悪です。


野村監督に学ぶべきでしょう。


しかしながら落合監督は一見、頑迷固陋に見えますが、その実

柔軟性を持った人なので、私はいつか変身してくれることを

願っています。


さて話はがらっと変わりますが

日経の記事によると、岩隈投手は２００７年から

１勝につき１０万円をボランティア団体を通じて寄付しているそうで

「その寄付で昨年・・・タイの・・・小学校に図書館が建った。」

とのことです。


久しぶりに、心の温まる話ですね。


岩隈選手へ


あなたのファンは、ＷＢＣを含めてあなたの今年の活躍を

願って止みません。

小麦を丸ごと食べる

「金山寺味噌」を知っている人がどれくらいいるのか？

さらには、食べた事がある人はどのくらいいるのか？・・・

となると、甚だ怪しくなって来ます。


それと言うのも、私は子供の頃実家で「金山寺味噌」をよく食べたし

好物だったから特別の思い入れがあるのですが

そうではない多くの人にとっては、はたしてどうなのか

という気がするからです。


ところで、あれはもう１０年くらい前の事だったでしょうか

デパートで偶然見つけて、余りのなつかしさに即買い求めました。


まさか東京で売っているとは思いもしませんでした。


その後私は時々「金山寺味噌」を買い

主に酒のつまみにして来ました。


しかし酒のつまみとしても、ちょっとしょっぱいのが欠点でした。


そこである日私は、きな粉をかけてみたのです。


結果的にはこれが大正解でした。


しょっぱいのが欠点だった金山時味噌がウソのように

甘くなったのです。


これには私も驚きました。


それからは、私は殆ど毎日のように

この「金山寺味噌のきな粉かけ」をつまみの１つにしています。


私に言わせて頂ければ「小麦の粒の食感が心地よい」のです。