酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

中日の観客離れ

2009年03月21日 | 野球
今朝のNHKニュースによると、中日ドラゴンズの去年の営業収支は

5億円の赤字だったそうだ。(4年連続の赤字とのこと)


まあプロ野球は、ごく一部の球団を除くと殆ど赤字らしいから

そんなに驚きはしないが、中日ファンの私としては

少し気になるところではある。


ナゴヤドームが出来た1997年に260万人だった入場者数が

昨年は242万人と7%減少している。


ところで4年連続赤字ということは2005年からということになる。


落合監督が就任したのは2004年で、その年は優勝している。

その翌年から赤字が続いているということだ。


落合監督になってからは、成績はかなりいいと思えるのだが

なぜか観客は減っている。


私には成績とは直接関係ないような気がする。


どうも野球人気そのものが衰えているようなのだ。


巨人戦のテレビ中継の視聴率の低下ぶりは有名な話だが

かく言う私も、以前は年に数回、「ヤクルト対中日」を見に神宮球場へ

足を運んだものだが、最近はつい億劫になって、ここ2年間行っていない。



またこういう調査結果もある。


3/19の日経新聞・31面「買い手のホンネ」によると

「観戦料金を払っても見に行きたいスポーツ」で

プロ野球は1位だが、2004年に43%あったものが

2009年には33%と10ポイントも減ったそうだ。


しかも男女別の内訳が興味深い。
            
              男性      女性
   
    2004年     49%     38%

    2009年     41%     25%


要するに女性の落ち込みが大きいのだ。


さらに「過去3年間にプロ野球の観戦経験がある人に不満点を聞いた」結果

女性では「スタジアムの椅子などの設備」(41%)

    「チケット料金が高い」(33%)

    「もっとおいしい食べ物を提供してほしい」(32%)が上位を

占めたようだ。


この女性の気持ちは実によく分ります。


私だって、あの椅子に3時間も座っていたら尻が痛くなるし

数千円の料金は高いと思うし、球場にある食べ物は

ほとんどがジャンク・フードで嫌になる。


(もっとも神宮球場は昨年大改修したので

今はどうなっているかは分らない。)


また地元ファンが熱心なことで有名な日本ハムの札幌ドームは

観客の半分以上は女性だそうだ。(球団オーナーの話)


確かに私もテレビで見ていて、中年女性がユニフォームを着て応援している姿に

驚いた事がある。


また日本ハムのチャンスの時にファンが飛び跳ねて応援するので場内が揺れ、

中継のテレビカメラまでもが揺れるのにはびっくりしたものだ。


もっとも中日に限った事を言えば、落合監督の無愛想ぶりも不人気の一因だと

私は思っている。(こちらの当ブログも参照して下さい)



最近のWBC人気を見ていると錯覚を起こしてしまいがちになるが

当然ながら、これはナショナル・チームの試合と国内のリーグ戦は

全く別物なのだ。


これは、サッカーファンではない私も、ワールドカップ予選は見るが

Jリーグは一切見ないのと同様のことだろう。


全てのプロ野球関係者は、まだ人気のある今のうちに

真剣にファン対策を考えないと、何年か後には衰退してしまうかもしれない

という危機感を持つべきだと私は思っている


人気を得るには時間が掛かるが、衰退するのはあっという間なのだという事を

肝に銘じて欲しいものだ。





















WBC日本: 選手は素晴らしいが監督は・・・

2009年03月21日 | 野球
WBCの日本チームは、投手陣が驚異的なまでの活躍を見せた。


松坂、ダルビッシュ、岩隈の先発投手だけでなく

杉内、小松も素晴らしかった。


特に「負けたら終り」の場面で登板した岩隈にはかなりの重圧があったようだが

それをはねのけた頑張りには本当に感動した。


打者では何と言っても青木が抜群だった。


走・攻・守と3拍子揃っていて,まさに「ミニ・イチロー」

といった雰囲気が強まってきた。



また昨日の試合後のコメントで、先日の韓国戦で勝った韓国の選手が

マウンドに韓国旗を立てたこと(に対する反発)を口にした選手がいたのが

印象的だった。


話は少しそれるが、以前日本シリーズで初戦から3連勝した近鉄の選手が

インタビューで「楽勝」発言をして、それに反発した巨人が

それから4連勝して優勝したことを思い出した。


勝負事では、勝ったことによって油断してしまい、相手をなめてかかり

負けてしまうということは結構あることだ。


「勝って兜の緒を締めよ」とはまさに至言ではないか。



ところで原監督のこのコメントは一体何なんだ。


   「アメリカ野球に挑戦できることになり、大変興奮しております。」


アメリカに敬意を表したつもりだろうが

戦う前に一番大事なはずの「覇気」がまるで感じられない。


私は以前から、原監督の”もっともらしく”語ろうとする姿勢には

空虚さしか感じられず、いつも「アホか」と思って聞いていたが

今回の発言でそれが極まった感がする。

























西友の面白CM

2009年03月21日 | テレビ
最近面白いCMが少ないと思っていたところ

西友が面白いCMを放送している。

  (西友のホームページ右側で見られる)



西友から出てきた若い夫婦の夫が

    「あれっ、シャンプーと洗剤買ったっけ?」と妻に聞くと

妻は

    「そういうのは西友では買わないって言ったよね」と怒る。

夫は

    「はいっ」と謝る。

妻は大きな腹をなでながら、胎児に語りかける。

    「パパ全然わかってないですねえ」

そこへナレーションが入り

    「スーパーで日用品を買うと高いと思っているアナタ。

     裏切ってすみません、西友」


書けばこれだけの事なのだが、これが中々面白い。


第一「西友では買わない」などと言わせるのは結構ユニークだ。



このところソフトバンクのCMも今イチ続きだし

久しぶりに笑わせてもらった。