酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

風習という名の児童虐待

2011年11月15日 | 社会
今朝のNHKテレビで島根県松江市の「ガッチ祭り」という年中行事を

取り上げていた。

(「ガッチ祭り」についての松江市島根町のサイト


要するに、酒を飲んだ20~30人の大人が面をかぶって、しめ縄で子供を叩い

て廻り、逃げ回る子供を追い掛け回すといういささか乱暴な祭りのようだ。

テレビで見た範囲では、幼児は部屋の中で恐怖のあまり泣きじゃくっているが、

小学生くらいになると外に出て逃げ回りつつも、笑っている子も多い。

この点が、一見同様な祭りに見える「なまはげ」とは大いに異なるところのようだ。

このくらいの年齢になると、ある程度祭りの理解が出来るのだろう。


しかしやはり問題なのは幼児である。

彼らが抱く恐怖感について、大人は考えたことがあるのだろうか。

いかに無病息災を願う風習とはいえ、恐怖感から泣きじゃくる幼児を見て

笑っている大人というのは、無神経すぎないか。

この種の風習を見るたびに私はいつも腹が立つ。(過去の当ブログ

そして世間の反応にいつも落胆して来た。

そこでネットで少し調べたら、わずかに二人だけ私と同様な意見を見つける

ことが出来た。(ヤフー知恵袋


しかしこのヤフー知恵袋の中でも、無神経な人が多くて嫌になった。

問題なのはこの種の風習の目的ではなく、幼児を恐怖の底に突き落とす

という行為の是非である。


まさかこんな所で、「目的は手段を浄化する」なんて言わないよね?