酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

駅伝・福島・余話

2011年11月14日 | 社会
始めに断っておくが、これは駅伝そのものに直接関係のある話ではない。


昨日福島で開催された「東日本女子駅伝」に関連して、発着場になった

「信夫ヶ丘競技場」の位置を再確認しようとした時にネットで見つけた

ある地図が私を極めて不愉快にさせたのである。

まずその地図を見ていただきたい。


この地図をぱっと見て、問題の信夫ヶ丘競技場はどこにあると思うだろうか。

冷静に見れば、左中ほどの「」と思うことも可能ではあろうが、

ちょっと見には海岸沿いの「」と思う人も結構いるのではないだろうか。


第一、場所を示す「」よりもはるかに目立つ大きな「」を書き加えた意味が分らない。


そそっかしい私は、こんなに海岸沿いではなかったはずだと思い、

改めて地図を調べてみた。

当然のことではあるが、信夫ヶ丘競技場は「

の位置である。

この地図を掲載した元記事を見てみると、

そこにはこう書かれていた。

「文部科学省の汚染地図に『赤×や赤矢印、女子駅伝 信夫ヶ丘競技場』の説明を僕が加えました。」


私がこの地図を見て不愉快になった理由は明らかである。

それは「赤×や赤矢印、女子駅伝 信夫ヶ丘競技場」の説明を加えた作者の

意図に不透明なものを感じたからである。

本来必要のないはずの「」を加えた理由は

一体何かと邪推すると、競技場が福島第一原発及び高線量地域に近いことを

主張したい意図があったのではないのかと私には思われた。


元記事『放射線管理区域相当エリア、福島で東日本駅伝大会をやった、滅び行

くキチガイ国家、キチガイ国民』を読めば分るように、この記事は今回の

東北女子駅伝の実施に反対する立場から書かれている。

反対すること自体は自由だが、このような誤認を誘うような作り方には

大いに違和感を抱かざるを得ない。