私は普段サッカーファンでも何でもないのだが、なでしこジャパンには
女子W杯以降興味を持っている。
そして昨日、BS1で朝10時から「なでしこジャパン・プレイバック」
と題して、女子W杯・全6試合とロンドン五輪アジア最終予選・全5試合を
何とカットなしで今朝の10時まで放送していた。
実は私はこれらの11試合は中継当時に全部見ているのだが、
女子W杯の日本初戦のニュージーランド戦で少し気になった点があったので、
確認の意味もあって見てみようと思った。
(気になった点とは大したことではなく、私のあやふやな記憶を
確認したかっただけである。まず頭に包帯をしていた選手は、熊谷か阪口かと
いうことと、キーパーの海堀を当時初めて見た私は、随分下手な
キーパーだなという印象をなぜか受けたのだが、その再確認である。
結論から言えば、海堀のプレイは決してひどいものではなかったし、
熊谷の包帯は記憶以上に”重装備”で驚いた。)
しかし私は、この試合だけでは止まらなくなってしまった。
なぜなら、当時見た印象とは別に、新たに感じることが結構あったからだ。
(と言うより、単に私の記憶力が悪すぎるだけなのだが)
結局次のメキシコ戦も見た。
そしてイングランド戦。
しかし3試合連続ともなると、さすがに疲れて来てイングランド戦は
所々見ただけ。
(日本の良いところが出せなくて、つまらなかったということもある)
しかしその次の準々決勝のドイツ戦は、非常に面白かった記憶があったので、
初めから見た。
やはりかなりの苦戦をした試合で、それだけに丸山のあのゴールの貴重さが
胸にしみた。
また岩淵は小柄なだけに、体の大きなドイツの選手と接触すると、
それだけで体がくるりと廻ってしまうか、倒されてしまうので苦労していた
ようだった。
あれではなかなか通用しないのではないか。
さすがにあの体格差は、ハンディが大きすぎる感がある。
また彼女はボールを持っても他の選手にパスすることが多く、
そのまま自分で持ち込んだらいいのにと思うことが多くあった。
(この点については、解説の川上直子さんもそう言っていた。
川上さんは日本のチャンス時に結構興奮して声を上げていたが、私としては
あの程度はむしろ可愛くていいと思っている。彼女はその実控え目だし、
選手のエピソードなども適度に伝えてくれて好感が持てる)
次は準決勝のスウェーデン戦。
これも最後まで見た。
でもスウェーデンがイマイチだったので、まぁ完勝と言っていいのかな。
スウェーデンのキーパーはどうも前に飛び出しすぎる欠点があるらしい。
(川澄の2点目のふんわりと高く上げたドライヴ・シュート=ドライヴが
掛かっているので、正しくはループシュートではないと解説の大竹七未さんが
言っていた=も、そこを衝いたものだ)
最後は決勝のアメリカ戦。
これを見るのは、3~4回目である。
さすがに終始目が離せない圧倒的な面白さだ。
妙な言い方になるが、互いの2得点の技術的な比較をすると、
得点の絶妙さでは日本の方が上回っているように感じた。
特に澤の、飛び出しながらあの角度に決める神業には敬服あるのみ。
またNHKの野地アナウンサーの実況は全く持って素晴らしい。
サッカーのことを実に良く知っているし、控え目だし・・・民放のアナは
見習うべし。
話が逸れるが、そもそも民放のスポーツ中継は、過剰なおしゃべり、
不要な演出で見る者を白けさせるばかりだ。
先日のフィギュア・スケート全日本選手権のフジテレビの塩原アナは、
ネットでも驚くほど不評だが、それもそのはず、彼は歯の浮くような言葉を
臆面もなく吐くからだ。
この種の”詩人”気取りのアナウンサーは、五輪中継の時などにも
たまにいるが、何とかしてもらいたいものである。
自己陶酔が他人にとって如何に不快なものかに気付かない無神経さには、
ただただ呆れる外ない。
話を戻す。
今朝は6時半頃から、五輪アジア最終予選の北朝鮮戦を見る。
北朝鮮の強さには驚くばかりだ。
内容的には日本が押されていた。
1-0の日本リードで迎えた後半45分直前の日本のコーナーキックの時に、
佐々木監督が時間稼ぎを指示したようで、宮間が苦笑していたのが印象に
残った。
結局その後、ロスタイム3分が終わる寸前に日本にミスが出て、同点にされて
しまい引き分けで、この試合での五輪進出決定はならなかった。
この時の澤の落胆振りは、W杯決勝・延長戦でアメリカにリードされた時にも
気丈に士気を鼓舞していた人とは思えないほどのものだった。
これは佐々木監督が、五輪進出決定を急ぐあまりの采配ミスと言われても
言い訳できないだろう。
さらに最後に追加で、今朝10時の全日本サッカー女子選手権決勝である。
INAC神戸 vs アルビレックス新潟の試合は、私は判官びいきで
新潟を応援したのだが、前半こそ健闘していて期待を抱かせたが、
後半になって万事休す。
力の差は如何ともしがたかった。
ところで新潟の阪口は、W杯のプレイバックを見ても感じたのだが、
彼女は派手さこそあまりないものの、実にいい選手だとつくづく思った。
それにしても、サッカーファンでもない私が、なんと7試合も見たとは
自分でもびっくりだ。
ところでなでしこジャパンは、五輪に向けて2月から合宿に入り、
4月には強化試合としてアメリカ・ブラジルと対戦するという。
さすがW杯王者ともなると、強化試合の相手も強豪だ。
来年の今頃は、ロンドン五輪の「なでしこジャパン・プレイバック」が
見られることを期待して今日はここまで。
女子W杯以降興味を持っている。
そして昨日、BS1で朝10時から「なでしこジャパン・プレイバック」
と題して、女子W杯・全6試合とロンドン五輪アジア最終予選・全5試合を
何とカットなしで今朝の10時まで放送していた。
実は私はこれらの11試合は中継当時に全部見ているのだが、
女子W杯の日本初戦のニュージーランド戦で少し気になった点があったので、
確認の意味もあって見てみようと思った。
(気になった点とは大したことではなく、私のあやふやな記憶を
確認したかっただけである。まず頭に包帯をしていた選手は、熊谷か阪口かと
いうことと、キーパーの海堀を当時初めて見た私は、随分下手な
キーパーだなという印象をなぜか受けたのだが、その再確認である。
結論から言えば、海堀のプレイは決してひどいものではなかったし、
熊谷の包帯は記憶以上に”重装備”で驚いた。)
しかし私は、この試合だけでは止まらなくなってしまった。
なぜなら、当時見た印象とは別に、新たに感じることが結構あったからだ。
(と言うより、単に私の記憶力が悪すぎるだけなのだが)
結局次のメキシコ戦も見た。
そしてイングランド戦。
しかし3試合連続ともなると、さすがに疲れて来てイングランド戦は
所々見ただけ。
(日本の良いところが出せなくて、つまらなかったということもある)
しかしその次の準々決勝のドイツ戦は、非常に面白かった記憶があったので、
初めから見た。
やはりかなりの苦戦をした試合で、それだけに丸山のあのゴールの貴重さが
胸にしみた。
また岩淵は小柄なだけに、体の大きなドイツの選手と接触すると、
それだけで体がくるりと廻ってしまうか、倒されてしまうので苦労していた
ようだった。
あれではなかなか通用しないのではないか。
さすがにあの体格差は、ハンディが大きすぎる感がある。
また彼女はボールを持っても他の選手にパスすることが多く、
そのまま自分で持ち込んだらいいのにと思うことが多くあった。
(この点については、解説の川上直子さんもそう言っていた。
川上さんは日本のチャンス時に結構興奮して声を上げていたが、私としては
あの程度はむしろ可愛くていいと思っている。彼女はその実控え目だし、
選手のエピソードなども適度に伝えてくれて好感が持てる)
次は準決勝のスウェーデン戦。
これも最後まで見た。
でもスウェーデンがイマイチだったので、まぁ完勝と言っていいのかな。
スウェーデンのキーパーはどうも前に飛び出しすぎる欠点があるらしい。
(川澄の2点目のふんわりと高く上げたドライヴ・シュート=ドライヴが
掛かっているので、正しくはループシュートではないと解説の大竹七未さんが
言っていた=も、そこを衝いたものだ)
最後は決勝のアメリカ戦。
これを見るのは、3~4回目である。
さすがに終始目が離せない圧倒的な面白さだ。
妙な言い方になるが、互いの2得点の技術的な比較をすると、
得点の絶妙さでは日本の方が上回っているように感じた。
特に澤の、飛び出しながらあの角度に決める神業には敬服あるのみ。
またNHKの野地アナウンサーの実況は全く持って素晴らしい。
サッカーのことを実に良く知っているし、控え目だし・・・民放のアナは
見習うべし。
話が逸れるが、そもそも民放のスポーツ中継は、過剰なおしゃべり、
不要な演出で見る者を白けさせるばかりだ。
先日のフィギュア・スケート全日本選手権のフジテレビの塩原アナは、
ネットでも驚くほど不評だが、それもそのはず、彼は歯の浮くような言葉を
臆面もなく吐くからだ。
この種の”詩人”気取りのアナウンサーは、五輪中継の時などにも
たまにいるが、何とかしてもらいたいものである。
自己陶酔が他人にとって如何に不快なものかに気付かない無神経さには、
ただただ呆れる外ない。
話を戻す。
今朝は6時半頃から、五輪アジア最終予選の北朝鮮戦を見る。
北朝鮮の強さには驚くばかりだ。
内容的には日本が押されていた。
1-0の日本リードで迎えた後半45分直前の日本のコーナーキックの時に、
佐々木監督が時間稼ぎを指示したようで、宮間が苦笑していたのが印象に
残った。
結局その後、ロスタイム3分が終わる寸前に日本にミスが出て、同点にされて
しまい引き分けで、この試合での五輪進出決定はならなかった。
この時の澤の落胆振りは、W杯決勝・延長戦でアメリカにリードされた時にも
気丈に士気を鼓舞していた人とは思えないほどのものだった。
これは佐々木監督が、五輪進出決定を急ぐあまりの采配ミスと言われても
言い訳できないだろう。
さらに最後に追加で、今朝10時の全日本サッカー女子選手権決勝である。
INAC神戸 vs アルビレックス新潟の試合は、私は判官びいきで
新潟を応援したのだが、前半こそ健闘していて期待を抱かせたが、
後半になって万事休す。
力の差は如何ともしがたかった。
ところで新潟の阪口は、W杯のプレイバックを見ても感じたのだが、
彼女は派手さこそあまりないものの、実にいい選手だとつくづく思った。
それにしても、サッカーファンでもない私が、なんと7試合も見たとは
自分でもびっくりだ。
ところでなでしこジャパンは、五輪に向けて2月から合宿に入り、
4月には強化試合としてアメリカ・ブラジルと対戦するという。
さすがW杯王者ともなると、強化試合の相手も強豪だ。
来年の今頃は、ロンドン五輪の「なでしこジャパン・プレイバック」が
見られることを期待して今日はここまで。