酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

テレビ局の犯罪的体質

2011年04月07日 | 原発事故
これは繰り返しの話になる。

私は既に当ブログ(3/24)で書いて来た。


水道水問題は東京では未だにミネラルウォーターの買占めパニックが

続いているようだが、私に言わせれば、あれはテレビの報道が絶対的に悪い。

テレビが伝えたのは、金町浄水場での異常値とそれに伴う消費者のパニック

だけだった。

実際に供給を受ける所での数値を報じようとしたところは、私が知る限り

一つもなかった。

あれでは消費者は、金町浄水場での汚染水道水をそのまま飲んでいると

錯覚してしまうに決まっている。

そしてテレビは各局とも、(金町浄水場の水をそのまま)飲んだ場合の影響

さらにはミネラルウォーターが売り切れた棚を映して涼しい顔をしている。


これはどう考えてもまともなジャーナリズムではない。

これは単なるセンセーショナリズムだ。

視聴者が大騒ぎすることには極めて熱心だが、

冷静に考えようとする姿勢など微塵もない。


金町浄水場で210ベクレル/リットルだったものが、新宿の蛇口では

19ベクレル/リットルだったということ。

さらには武蔵野市では金町浄水場の水の使用量は全体の2%

に過ぎなかったこと。(ブレンドしているから)

ついでに言えば、町田市に到っては「乳児が飲んでもさしつかえありません」

とまで言い切っていたということ。


これらのことを一切報じようとしないテレビの偏向した報道姿勢は

糾弾されるべきだろう。

ネットでもこのことに言及した人は、私の知る限り極めて少なかった。


水道水の問題が発覚した時点で、パニックが起きることは誰でも想像できる。

それを打ち消す材料がないかと検証することもしないで、

売り切れの売り場を映すだけでは、これはただの煽動である。

あの大嘘つきの東京電力ですら多少なりとも謝罪しているのに、

テレビは単純なケアレスミス以外は謝ろうともしない。

自覚なき犯罪者は最悪である。