詰将棋の街路樹

自作の詰将棋をはがきに描いて掲載しています。それから詰将棋鑑賞、日記。

伊藤七段が新叡王、藤井八冠の牙城崩す & 藤井棋聖5連覇で史上最年少「永世」

2024-07-14 16:15:26 | 日記
5月から暑いな、と夏バテ(春バテ?)していた最中、将棋が新聞1面を飾るビッグニュースが立て続けに飛び込んできた。

春は名人戦と叡王戦が同時進行で行われる。
第82期名人戦七番勝負では藤井聡太名人が豊島将之九段を4勝1敗で破り名人位を初防衛した。八冠防衛は、王座戦で八冠達成してから竜王戦、王将戦、棋王戦、と防衛したのに続いて4度目の防衛となった。
しかし、名人防衛直後の6月20日に甲府市の「常磐ホテル」で行われた第9期叡王戦五番勝負第5局では、挑戦者の伊藤匠七段が156手で藤井聡太叡王を破り、3勝2敗で叡王奪取した。伊藤新叡王は竜王戦(2024年2月25日の期間限定のブログ記事「第36期竜王戦第4局(藤井竜王―伊藤七段)~37手詰を見た藤井竜王の寄せ」参照)、棋王戦と藤井八冠にストレート負けを喫していたが、叡王戦では藤井八冠の八冠独占を崩しての初タイトル、21歳8か月での初タイトルは歴代8位の年少記録で今後、藤井七冠との戦いか興味深い。第9期叡王戦は藤井八冠の八冠独占が崩れた歴史的シリーズとなった。


叡王戦決着翌日は毎日と産経と東京は一面に記事を、朝日も一面真ん中に写真を持ってきた。

そして名人戦、叡王戦の後半戦の時期から始まっていた第95期棋聖戦五番勝負は、第3局が7月1日に名古屋市の「亀岳林 万松寺」に行われ藤井聡太棋聖が挑戦者の山崎隆之八段を破り、3連勝で棋聖を防衛、棋聖5連覇を成し遂げた。これで棋聖通算5期となり藤井棋聖は「永世棋聖」の資格を得た。藤井棋聖の21歳11か月での永世資格獲得は、中原誠16世名人の23歳11か月での最年少での永世資格獲得記録(これも棋聖戦)を53年振りに更新するものとなった。


棋聖戦決着翌日は主催社の産経は一面トップ、東京も一面、スポーツ紙はサンスポが一面に持ってきた。

歴代の永世棋聖を列記しよう。
大山康晴永世棋聖
中原誠永世棋聖
米長邦雄永世棋聖
羽生善治永世棋聖
佐藤康光永世棋聖
藤井聡太永世棋聖
(羽生、佐藤、藤井は永世棋聖資格者)

始まったばかりの王位戦でも永世なるか。

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