詰将棋の街路樹

自作の詰将棋をはがきに描いて掲載しています。それから詰将棋鑑賞、日記。

詰将棋解答新チャンピオンは古賀六段、最優秀棋士賞は藤井竜王・名人

2024-05-05 21:31:58 | 詰将棋解答選手権
令和6年3月31日、第21回詰将棋解答選手権チャンピオン戦が東京と大阪の会場で開催された。チャンピオン戦は5年振りの開催で、古賀悠聖将棋六段が優勝し新チャンピオンとなった。元王座の斎藤慎太郎将棋八段は2位だった。千葉幸生将棋七段と黒川智記さんが3位。優勝六回を誇る宮田敦史詰将棋八段・将棋七段は8位だった。ディフェンディングチャンピオンで今や八冠の藤井聡太竜王・名人は出場しなかった。一般戦も4月に全国で開催された。古賀新チャンピオンは将棋順位戦でB級2組に昇級して六段になったばかり、将棋での今後の活躍にも注目だ。

第51回将棋大賞では、藤井聡太竜王・名人(王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖)が最優秀棋士賞をユナニマス・デシジョンで受賞。最優秀棋士賞受賞は4年連続だ。最優秀女流棋士賞は福間香奈女流五冠が受賞。
今年度は藤井八冠が棋聖もしくは王位で史上最年少での永世称号資格を獲得するか、また八冠の牙城を崩す棋士が現れるかが注目だ。早速だが、この記事を書いている時点で、5月31日に行われる叡王戦五番勝負第四局を前にして、伊藤匠七段が藤井叡王を2勝1敗でリードしている…



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詰将棋解答選手権チャンピオン戦が新時代を迎える

2024-03-30 20:16:39 | 詰将棋解答選手権
詰将棋解答選手権チャンピオン戦が新時代を迎える。

新型コロナウイルスの影響で開催を見送り続けていた詰将棋解答選手権チャンピオン戦が、第21回詰将棋解答選手権チャンピオン戦として令和6年3月31日に、5年振りに復活開催となる。
では、歴代名チャンピオンを振り返る。

まずは宮田敦史七段。第1回からの3連覇を含む計6回の最多優勝を誇る。私は以前、宮田七段が詰将棋の会合で詰パラ最新号を携えているのを見たことがあるが、その詰パラ最新号がすでにボロボロ。日頃の終盤・詰みのトレーニングを垣間見た気がした。私の詰パラ最新号が、かばんに入れっぱなしでボロボロであるのとは質が違った。

そして藤井聡太竜王・名人。コロナでチャンピオン戦が中断するまで5連覇した。初優勝は小学六年生、奨励会二段の時。プロ七段の時に五連覇達成。以降、将棋で最年少タイトル、最年少名人、八冠独占達成することになる。第36期竜王戦第4局で37手詰が見える終盤力を誇る。

4年間空位となっていた詰将棋解答選手権チャンピオンの座につくのは誰か。



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令和4年度最優秀棋士賞は六冠の藤井聡太竜王

2023-05-28 19:30:58 | 詰将棋解答選手権
第50回将棋大賞の選考の結果、令和4年度最優秀棋士賞は六冠の藤井聡太竜王が選ばれた。
羽生九段を4勝2敗で下し王将を防衛したのが印象深い。
令和4年度のタイトルホルダーは
竜王 藤井聡太
名人 渡辺明
王位 藤井聡太
叡王 藤井聡太
王座 永瀬拓矢
棋王 藤井聡太
王将 藤井聡太
棋聖 藤井聡太

令和4年度の最優秀女流棋士賞は里見香奈女流五冠。
また昨年度はプロ編入試験で小山怜央アマが3勝1敗の成績でアマからプロ入りした4例目となったが、奨励会を経ずアマからプロになるという初のケースを作った。
詰将棋解答選手権は今年もオンラインで実施された。
六冠の藤井竜王は昨年度、一般棋戦の朝日杯、銀河戦、NHK杯、日本シリーズ、いずれも優勝で残るのは名人と王座だけだった。
今年名人奪取なら史上最年少名人と史上最年少七冠を達成することになる。
またタイトル防衛を続け王座も奪取すれば八冠同時制覇だ。
が、王座は4連覇中の永瀬王座だ。今年、王座を防衛すれば5連覇で永世資格を得られる。名誉王座なるか。



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令和2年度最優秀棋士賞は藤井聡太二冠

2021-04-30 23:01:29 | 詰将棋解答選手権
コロナ禍の影響を一年通じて受けた令和2年度。
その令和2年度の将棋界は
竜王 豊島将之
名人 渡辺明
王位 藤井聡太
王座 永瀬拓矢
棋王 渡辺明
叡王 豊島将之
王将 渡辺明
棋聖 藤井聡太

最優秀棋士賞は棋聖・王位奪取の藤井聡太二冠と
三冠の渡辺明名人の争いになったが、
史上最年少タイトル、史上最年少二冠、ニュースを賑わした藤井二冠に軍配が上がった。
選考では藤井8票、渡辺5票と票が割れるsplit decisionだった。
藤井二冠はスポーツ総合誌numberのMVPも獲った(後日ナンバー表紙アップ予定。)。

令和2年度の女流は最優秀女流棋士賞の里見香奈が4冠、
今期から女流に専念の西山朋佳が3冠だ。
第1期女流順位戦も始まっている。

しかし第18回詰将棋解答選手権チャンピオン戦は中止、
将棋アマ大会もことごとく中止になった。

将棋の決断力、判断力、
詰将棋の問題解決力
を養っている人がもっと多ければ、
コロナ対策は、もっと良くなっていたのではないか。

現在、渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が挑戦している第79期名人戦が行われている。
渡辺明名人は直前に行われた棋王戦で防衛しタイトル獲得が通算28期となり、
通算27期の谷川浩司九段(17世名人資格者)を抜いたのは凄いと思った。


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詰将棋解答選手権チャンピオン戦は、今年も緊急事態宣言の最中で中止。

2021-03-01 22:05:58 | 詰将棋解答選手権
詰パラ2月号で既報の通り令和3年は、緊急事態宣言の中、詰将棋解答選手権チャンピオン戦は中止となった。初級戦・一般戦はオンラインで実施とのことだ。詰将棋に解答することは人生の問題解決能力の向上に寄与することに繋がるので、是非。

それから詰パラ3月号のキッズルームに私の詰将棋が掲載されているが、何故、非限定の手があるのかを読み切れれば作意が分かるので是非。


先月、さぼったが今月も昨日ようやくトレーニングした。
(将棋世界 第434回五段コース問題 第4問)<ヒント>打ち歩詰を狙う
47銀直。この後、油断せず36まで玉を動かす。

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藤井棋聖、王位奪取で最年少二冠・八段、渡辺明が新名人に。あとお盆の話題。

2020-08-30 11:05:22 | 詰将棋解答選手権
令和2年8月21日、藤井聡太棋聖が木村一基王位を4連勝で破り王位奪取した。藤井新王位は棋聖と合わせ二冠。史上最年少で二冠になるとともに、タイトル2期の昇段規定も満たし八段昇段を果たした。18歳1か月の藤井の二冠獲得・八段昇段は、羽生善治九段の持つ二冠獲得の最年少記録(21歳11か月)を28年ぶりに塗り替え、加藤一二三九段の持つ最年少八段昇段記録(18歳3か月)を62年ぶりに更新した。棋聖戦での史上最年少タイトルで日本を沸かせた僅か一か月後、王位奪取で史上最年少二冠だ。
棋聖戦で藤井に棋聖奪取を許した渡辺明二冠だが、直後の8月15日の名人戦第6局で豊島将之名人を破り名人奪取、初の名人位についている。竜王11期などタイトル25期の渡辺明が、ついに名人も獲った。
その渡辺明名人の持つ史上最年少九段昇段の記録を藤井二冠は更新出来るのか、さらには、谷川浩司九段の持つ史上最年少名人の記録も更新することが出来るのか。注目だ。
藤井二冠は、各紙のトップを飾ったが、王位戦主催の東京新聞と私の地元の神奈川新聞とサンスポの携帯写真を御覧あれ。



それにしても今年の夏は暑すぎる。お盆で同じ横浜の実家に妻と帰郷するのも暑くて重労働だった。私はスマホを持っていないのに父がスマホを持っていて、そのスマホに孫(昔遊んだ)の写真がありご満悦だった。コロナ禍でありながら幸運にも私が転職したことは話題になったが、土曜日仕事で詰将棋に割く時間を取るのが難しくなっている。だからトレーニンング不足を補おうと昼休みにサンスポ勝浦九段の詰将棋を解いている。土曜日は休みにくい職場なので転勤しないと詰将棋解答選手権一般戦参加は厳しい情勢。将来、詰将棋創作選手権なるものが出来れば、一般戦に選手として参加したい。

8月21日付東京新聞の記事には藤井聡太二冠について「特筆すべきは中終盤での読みの速さと正確さ。詰め将棋というアナログな手法で基礎力を培い、人工知能(AI)を用いた研究で磨き上げた。時にAIも瞬時には読み切れないような深淵な一手を放つ。」とある。
藤井二冠は詰将棋解答選手権で5連覇している。新型コロナウイルスの影響で次回の詰将棋解答選手権の開催がいつになるのか分からないが、6連覇なるかも注目なのだ。
新型コロナウイルスの影響や猛暑で人々が大変な日々の中、藤井二冠の熱い活躍は気持ちを涼しくするものだった。

では、今回のトレーニング。
<将棋世界・五段コース問題 第428回第4問>(ヒント)受けなしに追い込む
11銀。33玉と逃げたら52成桂か。


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「名人と竜王」「散歩」

2020-04-12 19:18:28 | 詰将棋解答選手権
この一か月での新型コロナウイルス感染の加速度は凄まじく、収束がいつになるのか。
第17回詰将棋解答選手権はオンラインで初級戦・一般戦の問題の公開が行われ多くの解答が集まったようだ。一般戦問題では将棋プロ棋士の宮田七段と藤井七段の問題も提供されていたが、全国の会場で問題提供が出来なかったのは残念だった。将棋は名人戦と叡王戦の開幕が延期となっている。詰将棋、将棋だけでなく全国のイベントも中止が相次ぎ、多くの店が閉まっている。医療機関では患者と医療従事者の人達が戦っている。外を歩く人もまばらだ。全ての人のこれからにコロナが大きな影響を及ぼしている。

強い気持ちを持ってじっとしているのが最善手だ。
その気持ちを表すに相応しい自作の詩をブログバックナンバーに確認したので修正を加え題名を付けてみた。
「名人と竜王」「散歩」だ。
自作の詰将棋の図だけだとブログが持たないので、仕方なく文章を書いていたら出来た詩だ。


「名人と竜王」

名人か竜王でありたい。
免状に署名するのは名人と竜王だ。
会長も署名するが名人と竜王がアイデンティティー称号だ。
棋力を公にするなら目指す段位の免状を取る。
上質な和紙、作家の撰、格調高い書道の筆だ。


「散歩」

どんな道でも大丈夫だ。
詰将棋が作れるぐらいだから問題解決など眠っていても出来る。
歴史が証明している。じっとしているのが一番。
出来ないことにはチャレンジしないことが大事だ。
じゃ、散歩だ。



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令和元年度、詰将棋は解答選手権チャンピオンが空位に、将棋は豊島竜王名人、渡辺三冠、折田新プロ

2020-03-29 18:39:47 | 詰将棋解答選手権
「継続は力なり」という諺がある。私も昨年の短編コンクール入選でかろうじて6年連続詰将棋入選を達成出来た。今後も地道に努力を継続していきたいと思う。ブログのほうは、もう少し安定感を増して継続していければと思う。
偉人達に関しては王貞治の13年連続ホームラン王、イチローの日米8年連続首位打者、将棋では大山康晴の13年連続名人、羽生善治の19年連続王座、渡辺明の9年連続竜王、等別次元での継続性をもって歴史が作られている。
詰将棋解答選手権チャンピオン戦も16年連続開催の歴史があるが、今年の3月29日(日)に開催予定だった第17回のチャンピオン戦はコロナウイルスの影響で中止になった。同一会場に多人数が集う解答選手権は、もろにコロナウイルスの影響を受けてしまった。4月11日(土)開催予定の初級戦・一般戦も大会場を中心に複数の会場で中止となっている(最新情報は詰将棋解答選手権速報ブログで。)。まあ昨年まで5連覇の将棋プロ棋士の藤井聡太七段が次回チャンピオン戦でも優勝すれば連覇といえるだろうが、とりあえず今年の詰将棋解答選手権チャンピオンの座は空位というところだ。とても残念だが、このコロナウイルスの蔓延の仕方の中では止むを得ない。そして、コロナウィルスが収束したら、また解答選手権の歴史が展開され連覇や復活、新チャンピオン誕生で盛り上がっていくだろう。

令和元年度の将棋界は
竜王 豊島将之
名人 豊島将之
叡王 永瀬拓矢
王位 木村一基
王座 永瀬拓矢
棋王 渡辺明
王将 渡辺明
棋聖 渡辺明

豊島将之が竜王名人の二大タイトルを制覇している。過去に竜王と名人を同時制覇したのは羽生善治九段、谷川浩司九段、森内俊之九段がいて豊島竜王・名人で4人目の偉業となる。
木村一基王位は最年長での初タイトル奪取だ。渡辺明が三冠、永瀬拓矢が二冠だ。

女流は
里見香奈が四冠、奨励会員の西山朋佳が三冠だ。
西山朋佳は今期、奨励会三段リーグ突破を目指したが次点で及ばず。
来期は順位3位での三段リーグだが果たして女性初の棋士四段となるか。

また、アマチュアで規定の成績を収め棋士編入試験受験資格を満たしていた折田翔吾アマが編入試験3勝1敗でプロ入りした。瀬川晶司六段、今泉健司四段に次ぐアマチュアからのプロ入り3人目となった。瀬川の時はビッグニュースだったが、今回はそれほどと感じない。これは編入試験が一つのルートであることの証か。

春の第78期将棋名人戦では、豊島将之名人にA級順位戦を9戦全勝で勝ち上がってきた渡辺明三冠が挑む。名人対三冠の頂上決戦は4月8・9日(水・木)に「ホテル椿山荘東京」で開幕だ。

<2020年4月7日追記>第17回詰将棋解答選手権については2020年3月29日(日)開催予定だったチャンピオン戦に続いて、4月11日(土)に全国30会場で開催予定だった初級戦・一般戦についても、30会場全て中止の発表がありました。代えて、インターネット経由で初級戦・一般戦の問題の公開と解答募集が行われる模様です。詳細は「詰将棋解答選手権 速報ブログ」でご確認下さい。

 <2020/04/11追記>4月8~9日に第一局を予定していた第78期将棋名人戦七番勝負の開幕延期の発表がありました。また4月12日に第一局を予定していた第5期将棋叡王戦七番勝負の開幕延期も発表されました。

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平成最後の詰将棋チャンピオン戦は藤井七段が際どく五連覇、そして平成最終年度将棋界。

2019-04-07 16:26:49 | 詰将棋解答選手権
平成最後となる第16回詰将棋解答選手権チャンピオン戦が平成31年3月31日に東京・大阪・名古屋で同時開催され、優勝は日本将棋連盟棋士の藤井聡太七段だった。しかし、最後の第10問を時間ぎりぎりで解いての逆転優勝で際どかった。過去2回優勝の斎藤慎太郎王座が2位、この二人だけが最後の10問目を解けた。9問目まで全問正解で首位を走っていた棋士の宮田敦史七段が最後の10問目を解けず3位に沈んだ。アマチュア最高順位は看寿賞作家の山田康平さんで4位だった。一般戦も4月6日に全国で開催された。
優勝の藤井七段は五連覇達成で宮田七段の最多優勝6回も視野に入った。藤井七段は奨励会二段の時の平成二十七年の大会から連覇しているが令和時代にも記録を伸ばしていけるか。

今年度の将棋界は
竜王 広瀬章人
名人 佐藤天彦
叡王 高見泰地
王位 豊島将之
王座 斎藤慎太郎
棋王 渡辺明
王将 渡辺明
棋聖 豊島将之
朝日杯将棋オープン戦 藤井聡太
新人王 藤井聡太
最優秀棋士賞は豊島将之二冠
タイトルホルダー常連の羽生善治の名が平成最終年度にはなかった。

最優秀女流棋士賞は里見香奈女流四冠(女流王座・女流名人・女流王将・倉敷藤花)。

アマ棋界ではアマ王将位大会で私の地元でもある横浜市の森村賢平さんが優勝、このニュースは横浜市営地下鉄(現名称ブルーライン)の車内ニュースで知った。

私なりに平成の将棋界を振り返る。
フルセットまでもつれた大勝負ベスト5を選んでみた。
時代順に羅列する。
1、阪神淡路大震災の最中の第44期王将戦、被災地神戸の谷川王将が防衛し羽生六冠の七冠達成を阻止。
2、先手番全勝シリーズとなっていた第56期名人戦、最終局で初めて後手番を制した佐藤康光八段が谷川名人を破り名人奪取。
3、第6局終盤で大逆転があった第65期名人戦、大逆転負けを喫していた森内名人が第七局の際どい終盤戦は間違えず郷田九段を下し十八世名人に。
4、共に初代永世竜王に王手をかけていた第21期竜王戦、3連敗からの4連勝で羽生名人を下した渡辺竜王が初代永世竜王に。
5、羽生竜王がタイトル通算100期か無冠かの第31期竜王戦、広瀬八段が新竜王に、羽生竜王は無冠に。

フルセット以外の大勝負では、羽生六冠が再挑戦で同時七冠達成・七冠として名人防衛・竜王奪取で永世七冠達成、米長九段が史上最年長名人に、谷川竜王が十七世名人達成か。
タイトル戦以外では、瀬川アマと今泉アマがプロ入り、藤井聡太四段がデビューから29連勝の記録達成だ。

4月に始まる名人戦では佐藤天彦名人に豊島将之二冠が挑戦する。
佐藤名人の4連覇か、豊島挑戦者の三冠なるか。
平成から令和へ移行の最中の名人戦となる。

令和時代になってもブログはマイペースを維持してやっていく…


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平成最後の詰将棋解答選手権チャンピオン戦前夜に考えたこと。

2019-03-30 23:19:37 | 詰将棋解答選手権
明日は、いよいよ第16回詰将棋解答選手権チャンピオン戦が開催される。
平成最後の詰将棋解答選手権チャンピオン戦だ。
誰が今年のチャンピオンになるのか(皆さんが、この記事を見る頃にはチャンピオンが決まっているだろうが。)。
チャンピオン戦といっても将棋のように盤に向かいあってタイトルホルダーと挑戦者が対峙する訳ではなく、教室で多人数が競い合うので何らかの資格試験のような様相だ。
将来的には詰将棋解答選手権もタイトルマッチにして5番勝負ぐらいでやってもらいたいと思っている。
詰将棋には「看寿賞」「入選」などの名誉があり、それはそれでチャンピオンなのだが(実は私にとっては、詰将棋初入選がチャンピオン奪取で2回目以降がチャンピオン防衛。)、公然とチャンピオンと言いきれるのは、この解答選手権チャンピオン戦優勝ではないか。
だから将来「竜王」「名人」のように一般に知られる肩書きがついて、そのチャンピオンは「藤井聡太」でなくてもNHKニュースに取り上げられればいいなと願う。

最近、日本から凄いチャンピオンが出た。ノルディックスキー・ジャンプの小林陵侑だ。
ジャンプ女子第一人者の高梨沙羅、90年台に活躍したノルディック複合の荻原健司と同じく総合王者になった。スキー競技はオリンピック金メダルのほうが知名度が上がるかもしれないが、名誉は総合王者が上だと私は思う。アルペンスキーもしかり。自転車レースは「ツールドフランス優勝」か。テニスは4大大会優勝とランキング1位でどっちが名誉か。相撲なら「横綱」だな。ボクシングは言うまでもなく世界チャンピオンが最高位だが「WBA」「WBC」「IBF」「WBO」の4団体がメジャー団体だったかな。
チャンピオンになると何がいいかというと、
チャンピオンの座から降りて引退しても永久に元チャンピオンでいられることだ。
将棋でいえば「元竜王」や「元名人」だ。
いや、将棋界には、もっといいものがあった。永世称号だ。
八大タイトルのどれかで規定を満たして「永世○○」のほうがいい(大学の名誉教授とは一緒にしないでくれ。)。
永世名人は江戸時代から19人しか出てないし、昭和の終わりから始まった竜王戦は二人しか永世竜王は出ていない。

ここまで来たら平成に出た将棋の永世資格者を列挙してみたくなった(かっこ内は永世資格取得年)。

羽生善治 永世七冠(最初の永世棋王は平成6年、最後の永世竜王は平成29年)
谷川浩司 十七世名人(平成9年)
佐藤康光 永世棋聖(平成18年)
森内俊之 十八世名人(平成19年)
渡辺明  初代永世竜王(平成20年)、永世棋王(平成28年)

永世称号は引退後に名乗るのだ。

あさって新元号の発表だ。


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