詰将棋の街路樹

自作の詰将棋をはがきに描いて掲載しています。それから詰将棋鑑賞、日記。

一つの詰将棋には100円の価値がある

2015-01-25 00:47:21 | 日記
          今日はスポニチを買いました。
          何故かというと2日制の将棋王将戦7番勝負第3局の結果が今日(昨日になってしまった)、
          主催紙スポニチに詳細に掲載されたからです。
          栃木県大田原市の「ホテル花月」で行われた
          渡辺明王将対挑戦者・郷田真隆九段の第3局は挑戦者が勝って
          郷田九段の1勝2敗となりました。
          その記事をスポニチでじっくり読みましたが、
          スポニチには詰将棋が火、木、土と掲載される筈なので、
          探してみたら、ありました。
          「7手詰。10分で初、二段」とありました。
          最近スポーツ新聞はあまり買わないのですが詰将棋の新聞掲載状況は
          どうなのでしょうか。
          しばらく前にスポーツ報知を買った時には
          難易度の高い伊藤果七段の詰将棋が載っていなかったように記憶していたので、
          連載は終わってしまったのでしょうか。
          そうだとしたらとても残念です。
          私はスポーツ新聞を買う時は詰将棋が載っている新聞を選んでいました。
          スポーツ報知、サンスポ、トーチュウ、デイリー、以前のスポニチは
          毎日詰将棋が載っていて私の感覚では詰将棋100円、
          その他の記事30円という感じでした。
          詰将棋欄を探して「10分で二段」と記載されていると「よしっ」と思い、
          「10分で3級」と書かれていると「う~む」と思ったものです。
          今日は「よしっ」と思ったものの3分程で解けてしまいました。
          でも気持ちのいい手順で新聞を買った甲斐がありました。
          詰将棋一つ100円といっている私が
          詰将棋専門誌の詰パラを700円で購入出来るのは、まさに天国でしょう。
          でも全部解けるほど頭良くないのが残念です。

          <第2週週刊将棋五段問題封じ手(第1580回・1月14日号)>
          先週掲載した私の封じ手は▲2五桂。
          週刊将棋の解答は▲4五桂。
          不正解。情けないな。
          <第3週週刊将棋五段問題封じ手(第1581回・1月21日号)>
          私の封じ手は▲1二歩。3手先は魔法の手だな。

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詰将棋第一番<解説>詰将棋パラダイス平成26年1月号「新人コンクール」(番外編第一番に実力者向け改作図掲載)

2015-01-24 19:42:42 | 詰将棋
        実力者の方は詰将棋パラダイス平成27年6月号「読者サロン」に掲載された
        改作図(このブログの番外編第一番に掲載)から解いて頂くようお願いします。




        第一番 詰将棋パラダイス平成26年1月号「新人コンクール」

        1三桂、1一玉、1二歩、同玉、2一銀、1三玉、1四歩、同玉、
        2六桂、同香、2五金、1三玉、2三角成、同玉、2四金打まで十五手詰。

        この詰将棋は第58回新人コンクールで採用された
        私の記念すべき初入選作です。
        入選の知らせを受ける前から、この作品は私の第一番だと決めていて、
        何とか世に出ないものかと思っていました。
        「ヤング・デ・詰将棋」の1月号を狙っていたものの、
        1月号は課題作の募集であることが分かり、投稿希望先に困りました。
        難問揃いの「高等学校」か、入選もしていないのに「表紙」か。
        「表紙」向けの詰将棋であると
        思っていることをアピールすることを狙いとし、
        「表紙」へ投稿…
        すると約2週間後の10月下旬に
        「新人コンクールなら即採用」との通知が来て、
        再投稿しろという意味だと判断し緊迫の再投稿。
        1月号で無事採用されました。

        初手は3三桂から入ってもらえると嬉しい。これは同金で詰まない。
        ならば右から打つ1三桂が格好いい。
        1三桂に同金なら今度こそ3三桂が決まることを見越しての初手。
        2手目3一玉は3二歩以下。
        2手目1一玉以下変化を丁寧に読みながら、
        作意を最後に読むようにしてもらうのが良いかと。
        初手から順に盤に並べてもらえれば
        詰め上がりで2筋に駒が6枚縦に並ぶ「1」があぶりだされる。
        だから年賀詰として1月号を狙っていた。
        1月号で「1」が初入選作となり感無量。
        みなさんはこの詰将棋の初形を見て「あぶりだし」であることが
        お分かりになったであろうか。
        分からなかったのなら作者冥利に尽きる。
        「1のあぶりだし」。
        私は常に、この詰将棋のように1本筋の通った人間でありたいと思う。
        (詰パラ初入選作。平成25年作。)

        
        <第1週週刊将棋五段問題封じ手(第1579回・12月31日・1月7日合併号)>
        先週掲載した私の封じ手は▲3五馬。
        週刊将棋の解答は▲3五馬。
        正解。幸先の良いスタートで安堵。
        <第2週週刊将棋五段問題封じ手(第1580回・1月14日号)>
        私の封じ手は▲2五桂。果たして…

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ポストカードその1 川合玉堂「鵜飼」1895(明治28)年 山種美術館 蔵

2015-01-17 20:14:09 | ポストカード
私のポストカードコレクション第一番は
川合玉堂の『鵜飼』です(鵜飼という作品は複数あるようですが明治28年のものです。
検索すると、どこかで画像を見ることが出来るかもしれません。)。
平成25年の夏に山種美術館(東京都渋谷区)で開催された
「特別展 生誕140年記念 川合玉堂―日本のふるさと・日本のこころ―」を
私は観に行き、
そこで『鵜飼』は目玉の作品の一つとして展示されていました。
基本的に断崖絶壁の風景が好きな私には、
その展覧会では、この作品が最も印象的なものとなりました。
鵜飼(鵜を飼いならして鮎などの魚を採る伝統的な漁法)をしている
男たちの上にそびえる断崖と
右側全面に描かれている樹木の立体感のある画を観ると、
落ち着きのある力強さと
緻密な濃密さが自分にも湧き出てくるような気持ちになり
身が引き締まります。
鵜飼の舞台は玉堂が少年期を送った岐阜県長良川だと伝えられています。
山種美術館で買った本によると『鵜飼』は
京都で開催された第四回内国勧業博覧会で三等銅牌を受賞した作品ですが、
玉堂は同博覧会で見た橋本雅邦の≪龍虎図屏風≫≪釈迦十六羅漢≫に衝撃を受け、
雅邦に弟子入りし「一道の光明を得た」と回想しています。
この頃に自分の進む道を明確にしたようです。

先週の予告通り、第1579回週刊将棋五段問題(2014年12月31日・2015年1月7日合併号)
の私の封じ手を発表します。▲3五馬です。
来週月曜あたりからコンビニ等で発売される1月21日号に解答と解説が掲載されます。
ところで今週発売された週刊将棋1月14日号には偉大な詰将棋作家の
内藤国雄九段の将棋現役引退のニュースも載っていました。
内藤九段は必至問題の名手でもあり、
週刊将棋に連載されていた「内藤国雄九段の必至道場」に掲載された
13手必至が私はとても気に入っていてノートに写していました。
「2011.4.13」とのメモがあるのでその時の週刊将棋でしょう。
さっき改めて解いてみました。
玉方が打ち歩詰誘導を3回も行う芸術的な必至問題でした。
当時のヒントは「作者お気に入りの13手必至」といった感じだったと記憶しています。


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年始のお参りと週刊将棋からの挑戦状

2015-01-11 11:46:49 | 日記
年始のお参りには鎌倉の鶴岡八幡宮に行ってきました。
小町通りにある「タパス・タパス鎌倉店」で
≪サーモンとアボカドのトマトクリームソーススパゲッティ≫
を食べて心地よく小町通りに戻り、
とぼとぼ歩いて「三の鳥居」をくぐって鶴岡八幡宮に入りました。
お賽銭入れて「仕事守り」も買いました。
仕事がうまくいくように、と。
ウィークデイの仕事だけではなく詰将棋投稿活動も仕事だと思っているので
そちらもうまくいくように、と。
その他いろいろ祈ってきました。
また鶴岡八幡宮敷地内にある神奈川県立近代美術館で開催されている
『コレクションの対話 近代美術の傑作』も観てきました。
藤田嗣治≪横たわる裸婦≫など様々な画家の80点を観ることが出来、
また気に入ったポストカードも買うことが出来ました。
私はポストカード収集が趣味なので、
私のコレクションのポストカードの感想も
今後ブログに載せていきたいと思います。
まあ美術に造詣は深くないので、大した感想は述べられませんが、
「詰将棋第一番」をイメージするポストカードを
「ポストカードその1」としていきます。
詰将棋は年6作ぐらいしか掲載しないので、そのペースで。

ところで新年早々、週刊将棋から挑戦状が来たような気分になりました。
私は毎週駅のコンビニで週刊将棋を買っているのですが、
五段なら五段問題を解いてみろ、と。
受けてたちます。
私の解答を言うと答えを言うに等しいので、
解答応募期限を過ぎた直後に封じ手として
私の解答を毎週ブログで言います。
ですから次回のブログでは「12月31日・1月7日合併号」ですかね。
今から問題を解かなくては…

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「古今詰将棋作家名鑑 四百人一局集」と新年詰パラ

2015-01-03 21:54:44 | 詰将棋の本
新年明けましておめでとうございます。

昨年は将棋界では糸谷哲郎新竜王の誕生と
今泉健司アマの戦後最年長プロ入り、
詰将棋界では「月刊 詰将棋パラダイス」通巻700号到達と
私の初入選がありました(少し強引ですね。)。
初入選以降、入選4回までさせて頂き感謝の一年でした。

詰将棋パラダイス700号に当たる7月号記念特大号では
66作品計700手になる「700手作品展」が誌上で開催され、
私の作品も載せてもらえました。
その7月に川崎で行われた第30回詰将棋全国大会に参加した際には、
『古今詰将棋作家名鑑 四百人一局集』(全日本詰将棋連盟編)を買うことが出来ました。
「贈名人・伊藤看寿」「十七世名人・谷川浩司」…
名人からアマチュア作家まで
400年もの間に名を残した416人が
代表作とともに紹介されています。圧巻です。
私も謙虚に修業を積んでいきたいとの思いが強まりました。

「詰将棋パラダイス」新年1月号も届きました。
初級コースと中級コースに私の作品が一つずつ掲載されていますので是非。
ということで今年も私の詰将棋をよろしくお願いします
(ブログにはまだ1作しか掲載していませんが…)。

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