詰将棋の街路樹

自作の詰将棋をはがきに描いて掲載しています。それから詰将棋鑑賞、日記。

必至

2022-03-21 18:13:42 | 必至の本
現在、将棋世界で必至問題を連載している武市三郎七段の必至の単行本や、
週刊将棋や詰将棋パラダイスで必至問題を連載していた
内藤國雄九段の必至の単行本を持っている私は、
必至ファンである。
将棋の終盤と詰将棋が強くなるために必至を活かしたいと思っている。
必至は詰将棋より一歩手前から相手の玉を追い込む感覚があり解くと心地よく、
将棋と詰将棋が調和された芸術性を感じる。
そんな私は小冊子「創作必至特集号Ⅳ」を持っている。




「解けてうれしい詰将棋」の増刊号だ。
必至の懸賞問題は1手から5手まで20題収録されている。
懸賞問題を提供している必至作家は五十音順に
海老原辰夫氏、大森常一氏、金子タカシ氏の3名だ。
元アマ竜王の金子タカシ氏の必至の単行本も私は持っている。
私は全題正解を目指し取り組み始めたところだ。
手数が書いていない。腕の見せどころだ。
懸賞問題以外には初級・中級問題もある。

「解けてうれしい詰将棋」の発行は、将棋を孫に伝える会の活動の一環で、
令和3年から一般社団法人・日本アマチュア将棋連盟が
その冊子作製、販売、発送業務を継承している。
将棋を孫に伝える会の三宅英治さんは
大津市商店街で、大橋宗桂一世名人など将棋家元と縁の深い寺院で
寺小屋教室を開始される予定だそうだ。

以前、街中の掲示板に自作詰将棋と必至(必至は作る腕前がないので自作ではない)
の図面を掲示していたことがある私は、
このブログで「創作必至特集号Ⅳ」から初級問題を一題拝借させて頂くので是非。









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藤井竜王、史上最年少五冠とA級昇級。

2022-03-13 21:29:15 | 日記
四冠の藤井聡太竜王が三冠の渡辺明王将に挑む「四冠対三冠」のシリーズとなった第71期王将戦七番勝負。その第4局が2月11、12日に行われ、挑戦者の藤井竜王が渡辺明王将に勝ち、ストレートの4連勝で王将奪取となった。これにより藤井新王将は五冠となり、羽生善治九段が持っていた最年少五冠記録22歳10カ月を大幅に塗り替える19歳6カ月での史上最年少五冠保持者となった。竜王・王位・叡王・王将・棋聖の五冠だ。王将を失った渡辺は名人・棋王の二冠となった。藤井竜王は羽生九段が持つ前人未踏の同時七冠の記録にも迫りつつある。

3月9日には第80期名人戦順位戦B級1組最終局が行われ、藤井竜王は勝利を収め、来期の順位戦A級昇級を決めた。これにより藤井竜王は谷川浩司九段の持つ21歳2か月での史上最年少名人の記録を更新する可能性が出てきた。名人戦だけはシステムが独特で、プロ入りし順位戦C級2組からスタートし毎年昇級しても挑戦まで最低5年かかる。藤井竜王は1年足踏みしただけで順調に昇級を重ねてきた。来期のA級で優勝し名人挑戦・奪取となれば史上最年少名人の記録を更新、名人奪取出来なければ谷川九段が引き続き史上最年少名人記録保持者にとどまる。実に興味深い。


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