詰将棋の街路樹

自作の詰将棋をはがきに描いて掲載しています。それから詰将棋鑑賞、日記。

第32回詰将棋全国大会迫る

2016-06-26 14:00:38 | 詰将棋全国大会
関西将棋会館の床の間にある歴代永世名人の掛け軸の一つは「地法天 十五世名人 大山康晴」である。普通は引退後に永世名人を名乗るのだが名人18期などの偉大な実績で現役中から「十五世名人」を名乗る別格の棋士だった大山康晴十五世名人。69歳で亡くなるまで一度もA級から陥落することがなかった。その大山十五世名人の出身地岡山県倉敷市で今年は詰将棋全国大会が7月17日に開催される。開催会場「アイシアター」は大山名人記念館のすぐそばだ。行きたい。
が、今年は無念の見送り、都合がつかず。最初のチャンスは見送る、ということでまたの機会を待つ。
懇親会会場の倉敷ステーションホテルで特別価格で宿の提供をしてくれるとのことで行かれる方は楽しんで下さい。ぎりぎりになると宿を取るのが大変になると思うので決断力が大事だと思う。
アマレン杯握り詰の栄冠を手にするのは誰か。

人生は湿原の荒野をさまようかのようだ。荒野に踏み入った直後ならすぐ出ればいいが、しばらくしてから荒野だと気が付いた時はじたばたせず荒野をしっかり歩くのがいい。そうすればおのずと道が開けるだろう。

<ヤン詰解付き解見ずに感想>
2016年6月号から
A するすると逃がす。
B 後半かっこいい。
C 41の「と」が決めに出る。
D いい手順。
E 邪魔駒除去→退路封鎖の流れが決まっている。
F 飛角図式

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佐藤天彦八段が名人奪取とモハメド・アリ死去

2016-06-05 21:14:30 | 日記
5月31日、第74期将棋名人戦で28歳の佐藤天彦八段が45歳の羽生善治名人を4勝1敗で破り初の名人位に就いた。佐藤名人の逸話として記憶に残っていることは、瀬川晶司五段がアマからプロへの編入試験の際、奨励会三段として瀬川の試験対局の対戦相手として登場したことと、フリークラスからプロ入り出来る資格を得たのに順位戦C2クラスからの王道のプロ入りに拘りフリークラスからのプロ入りを見送るという自信を見せつけたことだ。私が同じ立場だったら迷いなくフリークラスからプロ入りする。プロ棋士がしのぎを削る順位戦で勝ち上がってきた挑戦者が時の名人に挑戦する「名人戦」の棋譜は並べてみたいと思うし終盤の図面は考えてみたいと思う。今期は第2局で羽生名人が即詰みを逃したとのことで該当図面に挑戦しようと思う。

6月3日(日本時間4日)には元プロボクシング世界ヘビー級チャンピオンのモハメド・アリが死去するというニュースが入った。私はボクシング観戦を何回かしたことがあるし、モハメドアリは良きヒーロー像だった。アリの試合で印象的な試合を二つあげておく。ジョージ・フォアマンをノックアウウトした「キンシャサの奇跡」とヤンキースタジアムで開催されたケン・ノートンとの第3戦でのかろうじての判定勝ち。前者の試合では打たれ強さとペース配分で劇的な勝利、後者の試合は前進のノートンのスタイルを取るか、下がりながらのアリのスタイルを取るかのジャッジ次第の展開になる味わい深い試合だった。

多くの人はボクシングをすることはないと思うが、詰将棋をやってみると対戦相手を芸術的にノックアウウトする感覚を味わえるかもしれない。

<将棋世界五段問題トレーニング封じ手>
第378回の第3問7一玉までの局面。5四馬で決める。6二飛には8一歩成、6一玉、7二銀成、5一玉、6二成銀、同玉、7二馬以下。


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